フィンランドで自転車に乗る!ルール、法律、気をつけることを解説

フィンランドで自転車に乗る時の注意点

こんにちは!フィンランド在住のみんみ(@mimmi_nurinpain)です。
当ブログではエコとフィンランド情報をお届けしています。

今回は、フィンランドで自転車に乗る時に気をつけることです。

フィンランドは坂が比較的少なく、サイクリングに適した国です。
自転車は環境にもお財布にも優しい選択でもあります。

しかし、フィンランドで自転車に乗るなら覚えておいて欲しいことも…。
(夫はこれでトラブルに巻き込まれました)

少し気をつけるだけで、事故やトラブルを防げるはずです。

この記事はこんな人におすすめ
  • フィンランドを自転車で観光したい
  • フィンランドに滞在する際、自転車に乗りたい
  • 自転車に乗る時の注意を知りたい

フィンランドで自転車に乗る時の注意点

フィンランドはサイクリングしやすい国です。

歩道も広く、坂も少なく、駐輪する場所も簡単に見つかります。
(季節、エリアによりますが)

どの街も小ぢんまりとしているので、観光にももってこい。
最近はレンタサイクルを始める街もあります。

しかし、ぼーっと乗っていると危険です。

フィンランドで自転車に乗る時は5つの点に注意しましょう。

  1. 自転車は右側通行
  2. ライトを付ける
  3. 季節ごとに変わる注意点
  4. 盗まれない対策
  5. 良い自転車屋を探す

①自転車は右側通行

自転車は右側通行

まず自転車は右側通行です
追い越しは左側から行います。

日本と逆です。
お気をつけください。

自転車用レーンを使う

自転車レーン

自転車用レーンがある場合もあります。
最近は色分けされているので、すぐ解るはずです。

②ライトを付ける

暗い時はライトが必須
レンタサイクルにはランプが装備してあります。

次にライトです。

フィンランドでは暗い中を自転車で走る時、必ずライトを付けなければいけません。
ライトがないと警察に罰金を取られる可能性があります。

夫が経験したトラブルはこれ。
ライト無しで走っていたら警察に捕まり、罰金40ユーロを払いました…。

フィンランドの夜は暗く、ライトがないと危ないです。
忘れずに付けましょう。

みんみ
みんみ

白夜が終わる秋にライトを忘れる人が多いです!

自転車に使えるライト

自転車につけるライトは何でも良い訳では有りません。
使用できるライトは決まっています。

  • 白か淡い黄色のライト
  • ヘッドライトでも可
  • 明るすぎるライトは不可

自転車の後部に赤いテールランプも付けなければなりません。
赤いライトは前に付けてはいけません。

一緒に使いたいリフレクター、ヘルメット

リフレクターも付けるよう決められています。
細かい内容は割愛しますが、中古自転車の場合は特にリフレクターの有無を確認しましょう。

自転車だけでなく、自分自身にもつけると安全です。

ヘルメットの着用もおすすめします。
必須ではないですが、あった方が安全です。

③季節ごとに注意すること

次に、季節ごとに注意したいことをまとめました。

春→砂利に注意

春は冬に雪の上にまかれた転倒防止の砂利が道に残っています。
この砂利の上は滑りやすいです

カーブを曲がる時、転ばないよう注意してください。

夏→野生動物に注意

春は渡り鳥がせっせと芝生でミミズを探す時期です。
この鳥、自転車めがけて突っ込んでくることがあります(なぜ!?)

田舎道ではリス、ハリネズミ、野ネズミの飛び出しも。

また夏にポケーっと口を開けて自転車に載っていると、ヤブ蚊が口に入ってくることがあります。
湖や川の近くに多いです。

前方に注意しつつ、鼻呼吸です!

秋→暗さに注意

暗い中の走行ではライトが必要と書きましたが、ライトを付けない人も結構います

明かりが少ない田舎道はお気をつけください。

冬→地面の凍結に注意

冬は地面の凍結に注意

マイナス30度にもなるフィンランド。
道が凍結することも日常茶飯事です。

冬はスパイク付きの冬用タイヤに替えましょう
少しでも不安を感じたら、冬場の自転車は辞めた方が良いかもしれません。

私は凍った地面で転び、手や膝をすりむいたことがあります。

④盗まれない対策をする

冬に自転車が盗まれると、この状態で放置…

フィンランドは安全な国で、盗難もそれほど多くはありません。
しかし、自転車は例外です。

フィンランドは自転車がよく盗まれます
在住日本人の間では「日本は傘、フィンランドは自転車が盗まれる。」と言うくらいです。

盗まれない工夫はやっておいて損はないでしょう。

  • 鍵を2つ付ける
  • 屋内に駐輪する(アパートの倉庫など)
  • 新品の場合は、特に注意を払う

などです。

私は自転車の目立つところに日本語で名前を書いています。
8年使っていますが、盗まれたことはないです!

駐車禁止は?
駐車禁止エリアに停めて置くと撤去される可能性もあります。
「pysäköinti kielletty(駐車禁止/ピュサコインティッ キエレッテュッ)」と書かれた場所は避けましょう。

⑤良い自転車屋を探す

最後に、良い自転車(サイクルショップ)を探す、です。

自転車を長く使っているとメンテナンスや修理が必要になります。
このメンテナンス費や修理費、店によって値段が違います

一軒目の自転車屋で値段が高いと感じたら、他の店にも問い合わせてみましょう。

ある自転車屋にチェーン修理をお願いしたら、50ユーロと言われたことがあります。
念の為、もう一つの店に聞いたら20ユーロ。

一気に半額になりました!
(修理にかかる時間も違いました)

値段を比べたり、知り合いに安いところを聞くと節約になるはずです。


以上です!

参考になれば嬉しいです!
ではまたー。

フィンランドの自転車旅行の本。