【写真つき】フィンランドで見られる野の花まとめ【現在18種】

フィンランドで見られる野の花まとめ

この記事では、春から夏にかけて見られるフィンランドの野の花を紹介します

みんみ

自然豊かなフィンランド。
春から夏にかけて、様々な種類の花を見ることができる。

名前や種類を覚えておくだけで、旅行に新たな楽しみを加えることができるのではないだろうか。
というわけで今回は、写真と簡単な解説つきで、フィンランドで見られる野の花を紹介しよう

フィンランド全域で見られるものから、少しレアな種まで織り交ぜてみた。
フィンランドの自然を楽しむ機会があったら、探してみてください。

ちなみに、フィンランド語で花は「Kukka(クッカ)」と言う。

写真、フィンランド名、和名、学名などをまとめました。

現在は18種ですが、随時更新します!

みんみ

Kielo/スズラン

kieloすずらん

Kielo キエロ
和名: スズラン
学名: Convallaria majalis

フィンランドの国花であるスズランはフィンランド語でKielo(キエロ)。
これは1967年のフィンランド独立50週年で、国民選挙で選ばれたため。

この写真は数年前、Ii(イイ)という自然豊かな場所で撮ったもの。
植物図鑑には南から中央フィンランドにかけては一般的だとあるが、野生のスズランを見たのは一回だけ。
見られたらラッキー!と思っていいだろう。

スズランには毒があるので食べないように。

スズラン属の日本在来変種はC. m. var. keiskeiのみであり、本州中部以北、東北、北海道の高地に多く自生する。北海道を代表する花として知られる。

スズラン – Wikipedia

Metsätähti/ツマトリソウ

metsätähti ツマトリソウ

Metsätähti メッツァタハティッ
和名: ツマトリソウ
学名: Trientalis europaea

Metsätähti(メッツァタハティッ)は直訳すると「森星」という意味。

名前の通り、星のような尖った花びらを持つ白い花。
日本ではツマトリソウと呼ばれる。

5月~6月頃に花を咲かせる。
道端にも生えており、フィンランドでは身近な存在。

日本では北海道、本州、四国に分布し、亜高山の草地、半陰地、林縁に自生する。世界では、北アメリカ、ヨーロッパ、シベリア、アラスカ、朝鮮半島等の温帯及び寒帯に広く分布する。

ツマトリソウ – Wikipedia

Puna-ailakki/レッドキャンピオン

puna-ailakki レッドキャンピオン

Puna-ailakki プナアイラッキ
日本での呼び名: レッドキャンピオン
学名: Silene dioica

Puna-ailakki(プナアイラッキ)は日本ではレッドキャンピオンと呼ばれている。

6月から8月にかけて見ることができる。
紫がかったピンク色の花で、道端にいっぱい生えているので簡単に見つかる。
花びらに切れ目があり、全体的に短い毛に覆われているのが特徴。

葉と花は食べられるそうだが、自己責任でお願いします…。

ヨーロッパからアジアにかけて広く分布しています。日当たりのよい草地や荒れ地に生え、高さは25~50センチになります。花や葉は、サラダに利用されるそうです。

Kaunokainen/ヒナギク

kaunokainen

Kaunokainen カウノカイネン
和名: ヒナギク
学名: Bellis perennis

Kaunokainen(カウノカイネン)は芝生が広がる場所などで見つけられる。
和名はヒナギク

似たような花がいくつかあるので、見分けるには葉を見る。
葉がロゼット(地面に葉を並べるように生える)型だと、ヒナギクの可能性が高い。

原産地はヨーロッパで、原種は芝生の雑草扱いされている。北アメリカ、アジア、オセアニアに外来種として広く帰化している。日本には明治時代初期に渡来し、北海道などの冷涼な地域を中心に定着している。

ヒナギク – Wikipedia

Voikukka/タンポポ

voikukka たんぽぽ

Voikukka ヴォイクッカ
和名: タンポポ
学名: Taraxacum

言わずとしれたタンポポ
フィンランドではVoikukka(ヴォイクッカ)と呼ばれ、訳すと「バター花」という意味なる。

フィンランドで「バター花」と呼ばれるのは、かつて「牛が食べるとバターの色がより黄色くなるから」と信じられていたから。

5~6月あたりにフィンランド中で咲き乱れるので、もっとも親しみのある花と言える。
葉は食べることができる(こちらも自己責任で)。

多くはユーラシア大陸に自然分布する。

タンポポ – Wikipedia

Kevätesikko/キバナノクリンザクラ

jevätesikko

Kevätesikko ケヴァットゥエシッコ
和名: 黄花九輪桜(キバナノクリンザクラ)
学名: Primula veris

Kevätesikkoは直訳すると「春サクラソウ」。
この花は注意して探さないと見つからないかも?

黄色く、ラッパのような形が特徴。
一本の茎に多くの花が咲く。

日本名は黄花九輪桜と書いてキバナノクリンザクラと読む。
必殺技のような名前。

イギリスや地中海沿岸、アジア南西部が原産です。古くから葉は去痰・鎮静剤として、薬用に使用されてきました。

黄花九輪桜(キバナノクリンザクラ)はどんな植物?Weblio辞書

Oravanmarja/ヒメマイヅルソウ

oravanmarja

Oravanmarja オラヴァンマルヤ
和名: ヒメマイヅルソウ
学名: Maianthemum bifolium

Oravanmarja(オラヴァンマルヤ)は日本名ヒメマイヅルソウ
フィンランド語名のOravanmarjaは「りすのベリー」という意味。

5~6月あたりに白く小さい花をつける。
花にカタツムリの触覚のような突起がついているのが特徴。
かわいい。
ハート型の葉もかわいい。

oravanmarja花の部分ピョコピョコ出た触覚にキュンとくる

…とかわいい尽くしの花だが、実には毒があるので食べないように。

栄養豊富な土地でしか育たないので、レア度が高い。

舞鶴草(ヒメマイヅルソウ)はユリ科マイズルソウ属(マイアンテムム属)の多年草である。
分類体系によっては(APGIII)クサスギカズラ科とされる。

本種は北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリン、カムチャツカ、シベリア、北アメリカなどにも広く分布する。

姫舞鶴草(ヒメマイヅルソウ) – 花図鑑

Keto-orvokki/サンシキスミレ

keto-orvokki サンシキスミレ

Keto-orvokki ケトオルヴォッキ
和名: 三色菫(サンシキスミレ/サンショクスミレ)
学名: Viola tricolor

サンシキスミレはパンジーの原産種。
フィンランド語名のKeto-orvokkiは「野スミレ」という意味。

原っぱなどで見られるが、これも注意深く探さないと見つからない。
紫、黄色、白と華やかな色が特徴。
花によって色合いが異なる。

かつては薬草として使われていたようだ。
ちなみに私は「無料のパンジー」と呼んでいました…。

ヨーロッパに広く分布する。

日本には移入されておらず,野外逸出もしていないが、かつて園芸種のパンジーの和名にこの名が用いられたので,年配者はパンジーをこの名で呼ぶことがある。なお現在ではパンジーと本種は別種に扱われている。

サンシキスミレ – Wikipedia

Kevätlinnunsilmä/エゾネコノメソウ

Kevätlinnunsilmä ケヴァットゥリンヌンシルマ
和名: エゾネコノメソウ
学名: Chrysosplenium alternifolium

Kevätlinnunsilmä(ケヴァットゥリンヌンシルマ)は日本名エゾネコノメソウ
猫の目草というのは、裂けて開けた果実が、細くなった猫の瞳孔に似ているのが由来らしい。
一方、フィンランド語名を訳すと「春の鳥の目」になる。

全体的に黄緑なので、花と葉の見分けがつきにくい。
葉は丸っこく、縁がカーブを描いた鋸歯になっている。

水辺に多く、種は水の流れにのせて広がるそう。
湖や川べりで探してみては?

北海道の東部に多く分布する草たけ10㎝程度の多年草です。葉の名はエゾ(北海道)に生育するネコノメソウであることから付けられたと言われています。

エゾネコノメソウ(ユキノシタ科) | 小清水 花と野鳥図鑑

 

Niittyleinikki/ミヤマキンポウゲ

Niittyleinikki

Niittyleinikki ニーッテュッレイニッキ
和名: ミヤマキンポウゲ
学名: Chrysosplenium alternifolium

Niittyleinikki(ニーッテュッレイニッキ)は和名ミヤマキンポウゲ
フィンランド語名は「草地キンポウゲ」という意味。

その名の通り、草地に多く自生する。
5つの花弁を持つ黄色い花と、細長い茎が特徴。
道端に多く生えている。

毒があるので食べないでね。

北海道~中部地方以北の亜高山帯~高山帯の湿り気のある場所に生え、雪渓周辺に大群落をつくることが多い。

ミヤマキンポウゲ – Wikipedia

Pystykiurunkannus/コリダリス・ソリダ

pystykiurukannus

Pystykiurunkannus ピュステユキウルンカンヌス
日本での呼び名: コリダリス・ソリダ
学名: Corydalis solida

Pystykiurunkannus(ピュステユキウルンカンヌス)は「立ちキケマン属」、日本ではコリダリス・ソリダと呼ばれているようだ。
なおkiurunkannusはヒバリの冠飾りという意味で、花の形がヒバリの頭に似ていることから来たらしい。

写真は5月終わりに撮影したもので、6月にはもう見られなくなっていた。
野原や藪に生えており、色がきれいなので探しやすい。

コリダリスという名前はラテン語のkorydalis(冠飾りのあるヒバリ)に由来しています。これは、コリダリスの花の形が房状になったヒバリの頭に似ているためです。

コリダリス・ソリダ – 球根を発見する

Korainputki/シャク

koiranputki シャク

Koiranputki コイランプトゥキ
和名: シャク
学名: Anthriscus sylvestris

Koiranputki(コイランプトゥキ)は日本名シャク

春から夏かけてあらゆる場所で見ることができる、馴染みのある花。
背の高く、白く小さい花を多くつける。
Koiranpurkiは日本語で「犬の筒」。

シャクは食べることができるが、毒のあるムラサキケマンという植物と葉や茎の形が似ていることから注意が必要。

日本では、北海道、本州、四国、九州、琉球に分布し、山地の湿った場所に生育する。世界ではカムチャツカからヨーロッパ東部までのユーラシアの中北部に広く分布する。

シャク (植物) – Wikipedia

Lapinvuokko/チョウノスケソウ

lapinvuokko チョウノスケソウは

Lapinvuokko ラピンヴオッコ
和名: チョウノスケソウ
学名: Dryas octopetala
Lapinvuokko(ラピンヴオッコ)は和名チョウノスケソウ
「ラップランドのイチリンソウ属」という意味。

白と黄色のコントラストが美しい花。

葉は小さく(長くても3cmほど)、端が波打っているのが特徴。
地面に這うように広がる。

一方花の茎は伸びて10cmほどになることも。

北半球の極地および高山に生育する匍匐性の常緑小低木で、バラ科に属する。高山の岩場に群生し花も美しいので知られる。
日本では須川長之助(ロシア人植物学者マキシモヴィッチの助手)が初めて採集したことからこの名がある。

チョウノスケソウ – Wikipedia

Hiirenvirna/クサフジ

Hiirenvirna クサフジ

Hiirenvirna ヒーレンヴィルナ
和名: クサフジ
学名: Vicia cracca

Hiirenvirna(ヒーレンヴィルナは和名クサフジ。

訳すと「ネズミのそら豆属」となる。

一つの茎に10~30の紫の花をつけ、横から見るとお辞儀をしたような形に見える。
日当たりの良い、少し乾燥した場所に生える。

クサフジ(草藤、Vicia cracca)はソラマメ属に属する多年草。北海道、本州、九州に分布する。和名の由来は、葉と花がフジに似ていることから。

クサフジ – Wikipedia

Puolukka/コケモモ

puolukka コケモモ

Puolukka プオルッカ
和名: コケモモ
学名: Vaccinium vitis-idaea

Puolukka(プオルッカ)はフィンランドで最も親しみのあるベリーの一つ。
和名はコケモモだが、リンゴンベリーの名前で覚えている人も多いだろう。

花は薄くピンクがかっており、すずらんのように下を向いている。

常緑の低木で、晩夏にはまるい赤い実を付ける。
そのままでも食べられるが、ちょっと渋いので、フィンランドではジャムなどにして肉料理に添える。

Ketohanhikki/ヨウシュツルキンバイ

Ketohanhikki ヨウシュツルキンバイ

Ketohanhikki ケトハンヒッキ
和名: ヨウシュツルキンバイ
学名: Argentina anserina

Ketohanhikki(ケトハンヒッキ)はヨウシュツルキンバイ

花の色や形から、ミヤマキンポウゲを思い起こさせるが別もの。

背が低く、地面に這うように成長する。
葉は小さく、端がギザギザしているのが特徴。
フィンランドでは草原や道端に加え、駐車場の脇など、少し砂利っぽい場所でもよく見かける。

Valkoapila/シロツメクサ

valkoapila シロツメクサ

Valkoapila ヴァルコアピラ
和名: シロツメクサ
学名: Trifolium repens

日本でもおなじみのシロツメクサ
フィンランド語ではValkoapila(ヴァルコアピラ)と呼ばれている。

apilaはシャジクソウ属という意味で、英語ではクローバーと言う(四つ葉のクローバーのクローバー)。

シロツメクサはフィンランドでも多く生えている。
道端や野原で簡単に見つけられる。

Puna-apila/アカツメクサ

puna-apila アカツメクサ

Puna-apila プナアピラ
和名: ムラサキツメクサ(アカツメクサ)
学名: Trifolium repens

シロツメクサに並んで、こちらも日本でもおなじみのムラサキツメクサ
フィンランド語ではPuna-apila(プナアピラ)と言う。

ちなみに、ムラサキツメクサとレンゲは別物だそう。
知らなかった。。。

 

 


まだ撮り貯めた写真があるので、また更新します。

ではまた!

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