北フィンランドの都市、Oulu(オウル)にある、コーヒーとお茶葉のお店を紹介します。
みんみ
先日、3日間のコーヒー断ちをした。
あまりにも頻繁にコーヒーが飲みたくなるので、「ちょっとマズイぞ」と思い、3日間コーヒーを一切飲まないことにした。
そこで、「コーヒーの代わりになる温かい飲み物を」と考え、北フィンランドの街、オウル(Oulu)にあるお茶葉とコーヒー豆の専門店、「Kofeiinikomppania(コフェイーニコンッパニア)」へお茶を買いに行った。
オウル1番のお茶葉とコーヒー豆の店
Kofeiinikomppaniaは「カフェインカンパニー」という意味で、オウル1番の品揃えを誇るお茶葉とコーヒー豆の店だ。
店はオウルのマーケット広場の一角にある、赤い建物。
この建物は「Punainen aitta*」と呼ばれていて、古いものは1700年代から使われているよ。昔は倉庫だったんだって。オウルの観光名所の1つでもあるよ!
みんみ
*Ranta-aitta、Suola-aittaと呼ばれることもある。
木のドア、少し薄暗い店内と生々しい木の梁に歴史を感じる。
店内には所狭しとお茶、コーヒー、そして地元のお菓子やアーティストの小物が並ぶ。
中国漢方の店か、魔女の工房に迷い込んだような感覚になる。
なんだ、このワクワク感は!
缶に入っているのは、世界中のあらゆるお茶。
ブラックティー、緑茶、ルイボスティー、ハーブティー、烏龍茶、ミックスティー…。
迷ったらお店の人にオススメを聞いてみよう。
きっと親切に相談にのってくれるはずだ。
迷わないとか…無理だよね?
もちろんコーヒーも豊富。
あらゆる産地のものが揃い、フレーバーコーヒーなどの変わり種も。
オウルと名前の入っているものもあるので、お土産に最適だ。
ちなみに、オウルならではのコーヒーは「Paska kaupunni(パスカ カウプンニ)」。
これは「クソな街」という意味で、しかもつづりが間違っているのだが、オウルに20年(30年?)以上ある有名な落書きが名前の由来だ。
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この落書きは書かれるたびに消されるんだけど、その後も必ず誰かが同じ落書きをするんだよね…。もはや観光名所で、みんな記念写真を撮ったりしてるよ。
みんみ
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日本の抹茶や茶器もある。ヴィーガンチョコも。
量り売りに対応
この店の特徴は、量り売りに対応しているところ。
すでにパックに入っているものもあるが、多くは分量を決めて買うことができる。
持参の容器も使えるので、ゼロウェイスターに嬉しいお店でもある。
いろいろなフレーバーを少しづつ試してみるのも楽しいだろう。
お茶の中には、牛乳で蒸したものもあります。ヴィーガンは注意。
私が買ったお茶
さて、さんざん迷った挙げ句、私が選んだのは「シーバックソーンとオレンジのミックス・ルイボスティー」。
この量で50g。持参のジャーに入れてもらった。
蓋を開けるとフルーティーな香りが漂う。
シーバックソーン(スナジグミ)は日本人には聞き慣れない名前だが、ヨーロッパ、アジアに野生する黄色い実をつける落葉低木のことだ。
この実にはビタミンCが豊富で、健康に良いと言われている。
味は、とにかく優しい。
コーヒーが「覚醒」なら、このルイボスティーは「弛緩」。
飲んだ後、なんとなーく自分がグニャリと緩む。
リラックス効果があるのだろう。
ルイボスティーなのでカフェインは入っておらず、寝る前にも飲むことができる。
コーヒー断ちは終了しましたが
というわけで、この3日間、コーヒーの代わりにルイボスティーを飲んで過ごした。
コーヒーは正直恋しかったが、このお茶もすっかり気に入った。
今後はコーヒーの合間に、このお茶も取り入れようっと。
Kofeiinikomppaniaへのアクセス/営業時間
名前 | Kofeiinikomppania – Teetä ja Kahvia |
場所 | Aittatori, Aitta 19, 90100 Oulu |
アクセス | オウルのマーケット広場にある、マーケットポリス像向かって左(ラディソンホテル方面)。 Oulu駅からは徒歩20分ほど。 |
営業日、時間 | 火~金 11:00 – 18:00 土 10:30 – 14:30 定休日: 日曜、月曜 |
ホームページ | Kofeiinikomppania – Teetä ja Kahvia |
ではまた。
※店内は許可をいただき撮影しました。