「プラスチック・オーシャン」はプラスチックによる海洋汚染を扱ったドキュンタリー映画。
先日、なんとなく見直してみたら、ホラー映画並の怖さであった。
今回は映画で衝撃を受けたプラスチックや、プラスチック汚染データの数字を紹介し、問題の深刻さをお伝えできればと思う。
詳しいソースは本家サイトにあるので、そちらをチェックしてほしい(英語のみ)。
書いたのはほんの一部なので、ぜひ映画を見てね!
『プラスチック・オーシャン』(2016)
監督・脚本 クレイグ・リーソン
https://plasticoceans.org/
プラスチック・オーシャンあらすじ
8歳の時に雑誌でシロナガスクジラの絵を見たジャーナリストのクレイグ・リーソン(監督)。
「いつかクジラの映画を作る」という夢をもつ。
40年後、彼は念願かなってスリランカ沖でクジラを撮影することになる。
しかし撮影のために海に潜ると、大量のプラスチックゴミが浮かんでいた。
彼は海のプラスチック汚染について調査を始める。
数字で見るプラスチック・オーシャン
米国人は水のボトルを年間380億本捨てる
米国人はボトルを380億本捨て、200万トン分の埋め立て地を生んでいます 水のボトルだけです
「プラスチック・オーシャン」より引用
水のボトルだけで380億本!
ペットボトルや、ウォーターサーバーのボトルなども含まれているんだろうが、すごい数だ。
アメリカの人口を3.1億人とすると、一人あたり年間122.5本捨てている計算になる。
水だけの本数で。
ジュースなどを入れると数はさらに跳ね上がる。
ごみ問題の基本はリサイクルではなく「Refuse」、つまりゴミを生み出さないこと。
水筒を利用するなど、ペットボトルを使わない工夫を世界中で進めるべきだろう。
日米欧のリサイクル状況比較|統計データ|PETボトルリサイクル推進協議会
ゼロウェイストの基本「 家庭ごみを減らす5つのR」をおさらい【地球温暖化対策】
1人あたり年間136キロの使い捨てのプラスチックを使う
(地球上にいる全ての)使い捨てのプラスチックの消費量は 1人につき年間136キロです
「プラスチック・オーシャン」より引用
使い捨てプラスチックは医療の現場でも使われているので、必ずしも悪者ではない。
しかし日常生活では、できるだけ減らす努力をしたい。
例えばエコバッグやタンブラーが良い例だ。
私はいつもタッパーと折りたたみ式のナイフ&スポークを持ち歩いている。
ちなみにプラスチックの使用時間の平均は12分だそう。
短い!
毎年800万トンのプラスチックが海に捨てられている
毎年800万トンものプラスチックが世界中の海に捨てられています
「プラスチック・オーシャン」より引用
800万トン!800万で嬉しいのはお金だけ!
海にプラスチックが捨てられる原因は、マナーの問題もある。
津波や台風などの影響で、流れ出ることも考えなければいけない。
しかし、ゴミの回収がうまくいっていないエリアがあるのも大問題だ。
収集車が来ないので、ゴミを川や海に捨てるしかないところもある。
水際ではなく、プラスチックの量そのものを減らす必要がある。
世界中の海に5兆個のプラスチックが浮遊
推計では世界中の海に5兆個のプラスチックが浮遊しています
プラスチックの量がプランクトンの数を上回る海域もある
「プラスチック・オーシャン」より引用
化粧品や歯磨き粉に含まれているマイクロプラスチックは、禁止の動きがあるので一安心。
しかしマイクロプラスチックの出どころは化粧品や歯磨き粉だけではない。
カーペットや衣料、スポンジなどからも…。
ある程度の大きさのあるプラスチックも、海にたどりつき紫外線、塩、波にもまれるうちにマイクロプラスチックとなる。
映画では、稚魚がプランクトンと間違えてプラスチック粒子を食べる瞬間が紹介されている。
最近は人間の便からもマイクロプラスチックが発見された。
もはや特定の場所や生物だけの問題ではないのだ。
人体にマイクロプラスチック、初の報告 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
鳥の胃にあったプラスチック片の最高記録は276個
(海鳥の胃から出てきたプラスチックの数の)今までで1番多い記録は276個 生後90日のひな鳥よ プラスチックの重さは鳥の体重の15%もあった
人間に換算するともっと恐ろしいわ 私達の胃に6~8キロの入っているのと一緒 ピザにすると12枚に相当する量よ
「プラスチック・オーシャン」より引用
この映画で最もショッキングな部分は、プラスチックを誤飲してしまう海鳥の部分だろう。
海鳥はプラスチックをエサと間違えてしまったり、プラスチックを食べた魚を食べてしまうことがある。
胃で消化されないプラスチックが貯まると、海鳥は死んでしまう。
親鳥が雛に与えるエサにもプラスチックが混じっている。
身体が小さい雛にはとんでもない負担だ。エサをあげるほど、雛は死にやすくなってしまう。あまりに悲しい。
(話は逸れるが、研究者の人たち、手袋もつけずに鳥の胃を解剖するのにビックリした)
以上!
私はこの映画を見てから、近所の湖まわりのゴミ拾いをするようになった。
とてもとても小さな運動だが、多くの人が参加すれば大きな変化が起きると思いたい。
マイクロプラスチックを減らしたい-湖の周りでゴミ拾いしてみた
無邪気な消費者だった-ゴミ拾い散歩とプラスチック
この記事でいかにプラスチックの使用を減らすことが大切か伝えられれば幸いだ。
繰り返すが、映画では様々な問題を解りやすく丁寧にまとめている。
映像もとても美しい。
「プラスチックオーシャン」は全人類必見だと言えるだろう(ネットフリックで日本語字幕付きで見られます)!