ここ数年、環境のために食品ロスを減らすようがんばっています。
食品ロス(フードロス)とは食べられずに捨てられてしまう食べ物のことです。
最近の研究でも、食品ロスが環境に悪いことが解っています。
参考 肉食を減らそう……地球温暖化を抑えるために私たちができること(ニューズウィーク日本版) – goo ニュースgoo ニュース
そこで今回は、家庭の食料ロスを減らす10のアイディアをまとめてみました!
どれもシンプルで簡単にできるものばかりです。
①家にある食品を確認する
家庭の食品ロスをなくすには、家にどんな食品があるかチェックするのが大事!
- 冷蔵庫
- 冷凍庫
- 食料棚
- 調味料入れ
- 緊急時のための保存食品
賞味期限が近いものがあれば、早めに食べましょう。
傷んだ食品があれば、「なぜ放置してしまったのか?」と考えてみてください。
ロスが出る理由がわかれば対策を立てられます。
たまにしか使わない調味料は忘れちゃうよね(汗)。
②食品棚をわかりやすく整理する
食品を解りやすく保存することをも大事です。
「うっかり家にあるものを買っちゃった!」というミスを防げます。
- 何があるかすぐ見えるよう整理する、並べ直す
- 中身が解る透明の保存容器に入れる
- 賞味期限が近いものは目に付くところに置いておく
などです。
例えば、こちらは我が家の食品入れ。
この状態だと、なにがあるのかよく解りません。
しかし、並べ直すと何がどれだけあるか、ひと目でわかるようになります。
見えないものは、どうしても忘れてしまいます。
視覚に訴えることがポイントです。
③買いすぎない
食品ロスをなくすには食べ切れる量だけ買うことです。
買いすぎを防ぐ方法は以下の通り。
- 家にある食材をチェックしてから買い物に行く
- 必要な量だけ買う(バラ売りなど)
- 何を食べるか計画を立てる
- 空腹で買い物に行かない
スマホで冷蔵庫や食品棚の写真を撮っておくと良いですよ!
私だけかもしれませんが、特定の食べ物にハマってまとめ買いすると、なぜか食べたくなくなります(汗)。
まとめ買いは慎重に。
④ノー・スペンド・チャレンジをしてみる
ノー・スペンド・チャレンジとは、一定期間お金を使わない期間を設けることです。
一定期間、新しいものを買わず、持っているものでやり繰りします。
欧米で流行ってます!
これを応用し、たとえば「週末はお金を使わない」と決め、家にあるものをひたすら食べる試みをしてはどうでしょう?
定期的にすれば、食品棚をフレッシュに保つことができます。
こちらのビデオが参考になります。
⑤食品の保存方法を正しく知る
食材を長持ちさせるには、正しく保存することです。
食材にあった保存方法を調べてみましょう。
「(食品名) 保存方法」とググればOK。
ここで一つ注意が。
使い捨てのラップやビニール袋の使用はなるべく辞めましょう。
プラスチックゴミを増やすのは、エコではありません。
次の工夫で、プラスチックの使用を減らせます。
- くり返し使える保存容器を使う
- 空き瓶を再利用する
- 食品をボウルに入れ、サランラップの代わりにお皿を被せて蓋にする
おすすめの保存容器は耐熱ガラスのものです。
レンジでチンできますし、グラタンやお菓子作りにも使えます。
この記事で使ったのは、耐熱の保存容器です。
【ヴィーガン】簡単ココア・ソーダブレッドのレシピ【グルテンフリー】
こういうのですね。
蓋はプラスチックですが…。
ちまたではミツロウラップが流行っていますが、ヴィーガンなので使っていません。
今のところ不便はありません!
あと要冷蔵のものを常温で放置しないようにね!
⑥賞味期限、消費期限について知る
食品のパッケージに書かれている消費期限、賞味期限。
この2つを理解して、食品ロスを減らしましょう。
消費期限→過ぎたらバイバイ
袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで、「安全に食べられる期限」のこと。
消費期限を過ぎたものは捨てた方が良いです。
数時間なら大丈夫でしょうが、食べる際は匂いや色を確認しましょう。
賞味期限→過ぎてもOKな場合あり
袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで、「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」のこと。
この期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。
賞味期限はおいしく食べられる期限のことです。
賞味期限が過ぎてもすぐ捨てる必要はありません。
こちらも匂いや色を見て判断しましょう。
ところで、痛みやすい食品といえば牛乳ですが、牛はメタンなどの高い温室効果ガスを出すことでも知られています。
牧場は森林破壊の原因にもなっています。
植物性のミルクの方がエコですね!
賞味期限をアプリで管理
といっても、賞味期限ってどうしても忘れがちです。
そういう時は賞味期限/消費期限アプリで管理する手もあります。
例えばこんなアプリがあります。
アンドロイド
食材・冷蔵庫・消費期限管理 – マイくら – Google Play のアプリ
Apple
「TastyBox – 賞味期限を管理」をApp Storeで
⑦料理の失敗を防ぐ
料理の失敗は食品ロスを生みます。
…と言っても、どうにかなるものではありませんよね(汗)。
だれも失敗しようと思ってませんから。
しかし、ちょっとした工夫で失敗を防ぐことができます。
- レシピをきちんと確認する
- 焦がさないよう、タイマーを活用する
- 調味料は一気に入れない(特に塩!)
調理中は他のことに手を出さない方が良いですね。
先日、火にかけた豆を忘れて焦がしてしまいまいた。タイマーは必須です!
⑧ゴミの出ない調理、食べ方をする
「野菜や果物の皮は剥くもの」
「茎は捨てるもの」
このような先入観はありませんか?
実は食べられる茎や皮も多いですし、栄養満点だったりもします。
たとえば、人参の皮、ブロッコリーの茎などです。
このような部位も食べることで、生ゴミを減らせます。
生で食べるとエグミがあるものは、煮込み料理に。
出てしまったクズ野菜で、ベジブロスを作るのもオススメです。
非公開: クズ野菜で作るベジブロスースープキューブの代わりに
話は少しずれますが、ゴミを出さないために調理器具に投資することもオススメします。
- ザルの目が粗く、麺類が通り抜けてしまう
- 浅い鍋を使っていて混ぜる時にこぼれてしまう
- フライパンに食材がこびりついてしまう
このような調理器具があったら、折を見て買い替えましょう。
⑨残さない、作りすぎない
大人に「残すな、作りすぎるな」と言うのは変な感じですが…念の為。
食事の時に思い出してほしいのは、食べ物を捨てる=お金を捨てるということ。
一回の量は大したこと無いかもしれませんが、続くとそこそこの金額になるかもしれません。
また生ゴミの処理にも税金が使われています。
間接的にお金を払っています。
「もったいない」の精神を忘れずに。
あとはタッパーに入れて冷蔵/冷凍ですね。
⑩あげる、シェアする、寄付する
- 作りすぎた
- 実家から大量に野菜が送られてきた
- 好きでない食べ物をもらってしまった
このような時は、ご近所、友人にあげると食品ロスを減らせます。
現代人にはハードルが高いですね(汗)。
ぶっちゃけお隣さんにピンポンして料理をあげる勇気はありません。
しかし、Lineのグループに「欲しい人いますか?」と呼びかけるのはありだと思います。
日持ちする果物や野菜なら「ご自由にどうぞ」と家の前に置いておくのも良いかもしれません。
寄付する方法もあります。
缶詰、調味料、インスタント食品などは大丈夫そうです。
食べ物の寄付|支援の方法|SECOND HARVEST(セカンドハーベスト・ジャパン)
送る際は、きちん事前に確認を。
まとめ
- 家にある食品を確認する
- 食品棚をわかりやすく整理する
- 買いすぎない
- ノー・スペンド・チャレンジをしてみる
- 食品の保存方法を正しく知る
- 賞味期限、消費期限について知る
- 料理の失敗を防ぐ
- ゴミの出ない調理、食べ方をする
- 残さない、作りすぎない
- あげる、シェアする
以上です!
ところで途中でも書きましたが、食品ロスために使い捨て容器を使うと、本末転倒になってしまうことがあります。
(レストランの持ち帰り、アイスクリームをコーンでなくカップで食べるなど)
容器を捨てる方が食品を捨てるより環境負荷が高い場合もあると思います。
柔軟に行きましょう!
参考になれば幸いです。
ではまたー。
ではまた。