フィンランドの就職面接で禁止されている質問8選【答えなくてOK】

フィンランドで就職面接のクラスに行くと必ずされるのが「禁じられた質問」の話。

フィンランドには個人情報保護法、平等法などの法律のもと、面接官が応募者に聞いてはいけない事項があります。

日本では就活ハラスメントが話題ということで、今回はフィンランドでは仕事の面接でどのような質問が禁じられているか紹介します

日本はどうかな?って考えてみてね!

みんみ

面接でNGな質問

この記事で紹介するのは8つです。

  1. 家族、子どもに関すること
  2. 妊娠、出産に関して
  3. 性的指向
  4. 病気の有無
  5. 兵役について
  6. 宗教について
  7. 支持政党、政治活動
  8. 労働組合員かどうか

では行ってみましょう!

NG①家族は?子どもはいますか?

家族

家族に関する情報はプライベートなものです
そのため、面接で家族について尋ねるのは原則NGです。

  • 結婚していますか?
  • ご両親はお元気?
  • 子どもはいますか?
  • お子さんの世話はどうしますか?

これ、ぜーんぶダメ!

家族がどのような仕事をしているか、財産はどうか等の質問も禁止。

NG②子どもを持つ予定は?

これも同じ原則で聞いてはいけない質問とされています。

フィンランドは平等法(tasa-arvolaki)によって、妊娠、出産、育児休暇を理由に求人者を差別することは許されません

ただ出産2ヶ月前には雇用主に申し出る必要があります。

みんみ

Raskaus ja perhevapaat – Tasa-arvovaltuutettu

NG③性的指向は?

性的指向を聞くのも禁止。
パートナーの有無を聞くのも当然NGです。

NG④持病はありますか?

おくすり

応募者に病気の有無を聞くのも禁止です
「定期的に薬を服用しているか」といったものもNGです。

ただ「健康に関して、仕事をする際に懸念されることはありますか?」といった具合なら問題ないでしょう。
しかし、聞けるのは仕事に関わることのみです。

健康に気がかりなことがあったら、応募者みずから言う必要があるよ。

みんみ

NG⑤兵役は終えましたか?

これは日本ではない質問ですね(笑)。

フィンランドは18歳以上の男性に半年~1年の兵役が課せられています。
軍に入らずに1年間の奉仕活動を選ぶこともできます。

就職面接では、兵役や奉仕活動についての質問はできません
たとえば、すでに兵役を終えたかどうか、軍にいたか奉仕活動をしたか…などです。

軍の経験が仕事に関わる場合は例外だよ。

みんみ

NG⑥信仰している宗教は?

説明するまでも無いですね。
宗教に関することは仕事に関係ありませんし、差別につながる恐れがあります

ただ宗教団体の仕事の面接では聞かれるかもしれません。
この場合は必然があるので個人的にはOKな気もしますが…どうでしょうね?

NG⑦支持政党は?党のメンバーですか?

支持する政党や、党のサポートメンバーかを聞くのも禁止されています

例外的に、選挙活動や党に関わる仕事だと聞かれるかもしれません。
そういった場合は必然がありますし、許容範囲でしょう。

NG⑧あなたは労働組合に入っていますか?

YESと答えたら不採用にされるのかしら…と考えてしまいますね(笑)。

もちろん組合員か聞くのは禁止

聞かれた時点で、バイバイした方が良い会社かも(汗)。

みんみ

面接の質問=個人情報の収集

フィンランドの面接で聞いてはいけない質問

これらの決まりはフィンランドの個人情報保護法に大きく関わっています。
雇用主が得られる求人者の情報を制限しているんですね。

具体的には、

  • 性的指向
  • 信念
  • 家族
  • 宗教

など、仕事と関係のない情報を集めることを禁止しています。

平等法でも求人者の民族的バックグラウンド、宗教、政治や労働組合の活動について質問することを禁止しています。

Tiedä oikeutesi – nämä asiat eivät kuulu työhaastatteluun — Monster Klubi

実際のところ守られているか

しかし、実際のところルールは守られているのでしょうか?

残念ながら、仕事の面接でこのような質問をされることはあるようです
話の流れで悪気なく聞いてしまうこともあるでしょうが、禁止と知っていて聞く人もいるそう。

知り合いは面接で「こんな田舎で若い女の子が何してるの?結婚はしてるんだろうね?」とNGワード連発されて度肝を抜かれたそうです…(汗)。

禁止の質問をされた時の対処

では、もしフィンランドの面接でこのような質問をされたら何ができるでしょう?

まず第一に、このような質問には答えなくて良いことになっています

よく言われる他の対応は3つ、

  1. 「それがどう仕事に関係しますか?説明をお願いします」と聞き返す
  2. 「その質問には答える必要がないので、返事は控えます」と答える
  3. 「その質問は禁止されていると知っています。別の形で質問しますか?次の質問へ移りますか?」と言う

などがあげられていました。

Näitä kysymyksiä EI saa kysyä työhaastattelussa | Academic Work

反論するのはちょっと勇気がいるね…。

みんみ

フィンランドのルールは厳しい?

さて、8つの質問を紹介しましたが、フィンランドは厳しいと思いましたか?

実はこれらの質問は、日本でもほぼダメとされているんですよ!

詳細は違うでしょうが、これと似たような内容の質問はしてはいけないと厚生労働省等のページに書かれています。
※もちろんグレーゾーンもありますし、フィンランドではダメでも日本では許されている質問もあると思います。

 

また、女性の応募者にだけ「妊娠出産しても働き続けたいですか?」と聞く場合があるようですが、男女雇用機会均等法に抵触します
女性、男性にしか聞かない質問があってはダメなんですね。

男女雇用機会均等法に関するQ&A|ワークライフバランス労務相談顧問|業務内容|ワークライフバランス研究所

「仕事中はだれがお子さんの面倒を見ますか?」という質問も、女性の応募者にだけ聞くのはNGの可能性が高いです。

ネットには面接で妊娠出産について聞かれた時の返し方…といった情報がありますが、ぜひ「それ聞いちゃダメなやつだから、答えなくていいよ」と書いて欲しい…。

ただ実際問題、そういう質問が蔓延しているのが悩ましいですね。

答えなかったら不採用になりそうですし。

みんみ

日本の労働基準法、男女雇用機会均等法も決して悪くないので、あとは法律が守られているかどうか、守る余裕が雇用主にあるかが問題ですね。

また、このような「聞いてはいけない質問」をもっと就活生なりに周知する必要があると思いました。


以上!

フィンランド就職を目指す方、日本で就活している方の参考になったら嬉しいです。

ではまた~

 

参考サイト: