こんにちは!フィンランド在住のみんみ(@mimmi_nurinpain)です。
ネットやSNSで定期的に「フィンランド語で通行証はクルクルパーって言うらしい。日本語みたい!」というウワサを見かけます。
フィンランド語で暮らしている者として、かなり気になります。
というか、一言言いたい!
そこで今回は、フィンランド語の「通行証=クルクルパー」の真偽について解説します!
「通行証=クルクルパー」→だいたい当ってます
結論から言うと、確かに通行証(許可)はクルクルパーと聞こえることもあります。
だから、だいたい正しいです。
フィンランド語で通行証は「kulkulupa(クルクルパ)」です。
*kulkuのカッチリした日本語の対訳が無くてすみません(汗)

道路が閉鎖されてても、私にはkulkulupa(クルクルパ)がある!
フィンランド語の「kulkulupa」は二つの言葉からできています。
kulku(クルク/通行)とlupa(ルパ/許可)です。
日本語では「通行証」「通行許可」という感じでしょうか。
そのため、日本語のクルクルパーとはなんの関係もありません。
発音も違います
フィンランド語は基本ローマ字読みです(例外もありますが)。
そのためkulkulupaはクルクルパーと伸ばさず、クルクルパです。
アクセントも単語の頭にある「ク」が強く、あとは弱くなっていきます。
クルクルパーと言う時もある
しかし、ここでニュースです。
実はクルクルパーと言う時もあります!
単語が分格という形に活用した時です。
例えば、
この時は本当にクルクルパーと言っています。
ただアクセントが違うので、聞いても面白くないです。
アホ、バカもフィンランド語?
さて、クルクルパの他にも、日本語の「アホ」や「バカ」にも似たようなフィンランド語があります。
アホ=aho(耕作後に草が生えた畑、土地)
フィンランド語でaho(アホ)は「耕作後に草が生えた畑、土地」という意味です。
Ahoは名字でもあり、「アホカス」「ウコンマーンアホ」など様々なバリエーションがあります。
詳しくはこちらの記事で書いています。
フィンランド人の苗字トリビアーネンがいっぱい?日本語に訳すと変?アホさん?
ヴァーカ=vaaka(はかり)

日本人なら「え、今なんて?」とつい反応してしまう言葉にvaaka(秤/ヴァーカ)があります。
バカでなくヴァーカですが、日本語のバカに聞こえなくもありません。
ただ、こちらもアクセントが違います。
以上!
フィンランドには日本語を彷彿とさせる言葉がたくさんあります。
空耳の宝庫なので、タモリ倶楽部が好きな人はフィンランド音楽でジャンパーを狙いましょう!
ではまた~!
合わせて読みたい本