ヘルシンキを訪ねる際によく利用するのが、フィンランドの格安ホテル「Omena Hotels」。
先日ヘルシンキに行った際にも利用したので、レビューしてみよう。
私は8年ほど前から4、5回利用しているので、正確な評価ができると思う。
- ヘルシンキのOmena Hotelsの泊まり心地を知りたい
- Omena Hotelsの良いところ、悪いところを知りたい
- Yrjönkatu(シティセンター)とLönnrotinkatuの部屋の違いを知りたい
- 朝食をつけるべきか迷っている
※フィンランド語ではOmenahotelli(オメナホテッリ)で、「りんごホテル」という意味。
記事の目次
Omena Hotels概要
Omena Hotelsはフィンランドで展開するホテルチェーン。
ヘルシンキに2店舗、他にもユヴァスキュラ、セイナヨキ、タンペレ、トゥルク、ヴァーサなどに展開している。
安いことで若者や出張者に人気がある。
Cheap hotels in Helsinki and Finland | Omena Hotels
Omena Hotelsどうよ?→及第点なホテルです
結論から言うと、Omena Hotelsは「及第点なホテル」だ。
「おしゃれな北欧スタイル」ではないが、必要なものは揃っているし、なんだかんだで利用してしまう便利さがある。
では細かく見ていこう。
安さ、立地重視の人におすすめ
Omena Hotelsの特徴は、なんといっても立地の良さと値段の安さ。
ヘルシンキには2店舗あり、どちらもヘルシンキ中央駅から近いのは大きな利点だ。
Yrjönkatu(シティセンター)にあるホテル → ヘルシンキ中央駅から徒歩8分
Lönnrotinkatuにあるホテル → ヘルシンキ中央駅から徒歩11分
値段は一泊あたり50~90ユーロの間。
ハイシーズンを除いて100ユーロを超えることはない。
比較サイトにはもっと安いホテルもあるが、個室でなかったりセンターから離れていたりする。
フィンランドの物価と立地を考えると、かなり安いホテルと言える。
立地重視で宿泊費を浮かせたい人はぜひチェックすべき。
Omena Hotelsの特徴
さて、Omena Hotelsについて語るなら「無人ホテル」という点は言及すべきだろう。
Omena Hotelsはフロントがなく、チェックイン/アウトも宿泊客のセルフサービス。
予約後に送られてくるメールの暗証番号でホテルに入り宿泊、あとは勝手に帰るというシステムだ。
ルームクリーニングの人を除けば、ホテルには宿泊客しかいない。
安さの秘密は人件費が抑えられているところだろう。
で、泊まり心地は?

ベッド脇にあるコンセント、ミニランプが便利。
上の写真はLönnrotinkatuのもの。
肝心の泊まり心地だが、意外と悪くない。
寒いとか、寝心地が悪いことも無く、まあ快適だ。
これはユニットバス。
シャワー。
ただ最初に書いたように「おしゃれ北欧スタイル」を期待してはいけない。
壁や床などからチープさがにじみ出ている。
だからと言ってダメではなく、ソファやベッドでくつろぐ分には申し分ない。
アメニティは必要最低限のものが揃っている。
- 無料wifi
- 冷蔵庫
- 電子レンジ
- ドライヤー
- 湯沸かし器
- テレビ
- お茶&インスタントコーヒー(紙カップ)
- シャンプー&ボディソープが一体になった石鹸
- タオル
なお、掃除は5日に1回だが、シーツは予備があるので自分で変えることもできる。
Omena Hotels残念な点
ここで、いくつか残念な点をあげておこう。
- テレビのチャンネルが突然替わったり、ノイズが現れることがある
- なぜか見られないチャンネルもある
- シャワーヘッドが固定されているので、シャンプーしたくないのに髪が濡れる
- ユニットバスなので、洗面所の床が濡れて気持ち悪くなる
- 置いてあるタオルの枚数が少ない
- 部屋が乾燥している
ところで、ヘルシンキのOmena Hotelsに宿泊を決める際、「2つ店舗あるけど、どっちが良いの?」と思う人もいるだろう。
値段も微妙に違うので「違いがあるのかな?」と迷うかもしれない。
私はどちらにも泊まったことがあるが、基本的に大きな違いはない。
Yrjönkatu(シティセンター)の方が若干ヘルシンキ中央駅から近いが、Lönnrotinkatu方も十分近い。
たった徒歩3分の差なので、好きな方を選べば良いだろう。
Yrjönkatu(シティセンター)の注意点
…と書いたものの、週末にYrjönkatuに宿泊する際にちょっと気をつけたいことが。
Yrjönkatuの隣には「Pub Peräkammari」というパブがあり、週末にライブをやっている。
一度、夜遅くまで演奏が聞こえてまいったことがあった。
*ただPub Peräkammariは、値段も安く、良い感じのバーで超おすすめ。
朝食はつけるべきか?→多分いりません
ヘルシンキに宿泊した場合、「Picnic」というチェーン店での朝食を5,60ユーロで付けることができる。
私は一回だけ利用したことがあるが、ハッキリ言って不要。
朝食は「ハムとチーズのサンドイッチ、ジュース、コーヒー、紅茶」で普通に買うよりは少し安い。
しかし、ヘルシンキ中央駅付近には山程カフェがある。
気になるカフェで、自分で食べたいものを選んだ方が絶対に楽しいはずだ。
まとめ「向き不向きがあるホテル」
- とりあえず個室でゆっくり眠れるところを確保したい人
- 朝食とか、ルームサービスとか、そういうの全部いらない。自分でやりたい人
- 値段と立地重視な人
- ホテルに細やかなサービスを期待する人
- 北欧気分を味わいたい人
- リッチな気分を味わいたい人
- まめに掃除して欲しい人
- Yrjönkatuのホテルは週末うるさい可能性あり
- 朝食はいらない
その他、レビューや予約状況を見る
Booking.comで、その他レビュー、予約状況をチェックできます。
オメナ ホテル ヘルシンキ レンロティンカトゥ(Omena Hotel Helsinki Lönnrotinkatu)
オメナ ホテル ヘルシンキ シティ センター(Omena Hotel Helsinki City Centre)
以上!
ところで、このホテルの部屋には、なぜか例外なく「草上の昼食」の絵がある(これは本当にナゾだ)。
参考になれば嬉しい。
ではMoi moi!
