場面別「ごめんなさい」。フィンランド語の謝罪表現とフレーズを紹介!

フィンランド語で「ごめんなさい」はAnteeksi

この記事ではフィンランド語の「ごめんなさい」等、謝罪に関する表現を紹介します

たまに「外国人は謝らない」とか「裁判で不利になるから海外で謝ってはいけない」という話を聞きますが、フィンランドはそうでもありません。

フィンランド語の謝罪表現は、カジュアルなものから真剣なものまで、意外とバラエティに富んでいます
一言添えると、丁寧な印象を与えられるものもあります。
ぜひ覚えておきたいものです。

というわけで、今回はフィンランド語の「ごめんなさい」を紹介します

基本の「ごめんなさい」

フィンランド語の「ごめんなさい」はAnteeksi(アンテークシ)です。

もっともニュートラルな表現で、いろいろな場面で使えます。
表現に迷ったら「Anteeksi」と言っておきましょう。

Anteeksi アンテークシ

ごめんなさい。すみません。

 

みんみ
みんみ

Anteeksi

ごめんなさい。

またAnteeksiは日本語の「すみません」と同じように、注意を引きたい時にも使います。
英語の「Excuse me」にあたります。

話しかける前に一言添えると、丁寧な印象になります。

みんみ
みんみ

Anteeksi

すみません。

ただし「ありがとう」という意味はありません
ありがとうはkiitosです。

kiitosフィンランド語で「ありがとう」-フレーズと発音まとめ【Kiitosだけじゃない】

Anteeksiを強調する

Anteeksiに感動詞「voi」を付けると、謝罪を強調することができます。

Voi anteeksi ヴォイ アンテークシ

ああ、ごめんなさい。ああ、すみません。

 

みんみ
みんみ

Voi anteeksi!

ああ、すみません!

ちなみに

冒頭に書いたことと矛盾するかもしれませんが、フィンランド人は日本人ほどまめに謝りません。

日本の感覚で何度も謝ると、変に思われるかもしれません。

フィンランドには寛容な人が多いです(個人的感想)。
一度きちっと謝ったら、引きずらないようにしましょう。

強めの「申し訳ありません」

もうひとつ重要な表現は、「Olen pahoillani(オレン パホイッラニ)」です。
Anteeksiより強めの謝罪です。
「申し訳ありません」といったところでしょうか。

Olen pahoillani オレン パホイッラニ

申し訳ありません。

 

たとえば自分が犯してしまった過ちを謝る時に使います。
より悔やむ気持ちが込められています。

みんみ
みんみ

Olen pahoillani.
申し訳ありません。

似たような表現で「Pahoittelen」もあります。
ニュアンスの説明が難しいですが、こちらは他人のしたミスを謝る時に使います。

Pahoittelen パホイッテレン

申し訳ありません。お詫び申し上げます。
(他人の代わりに謝る)

 

みんみ
みんみ

Pahoittelen.

申し訳ありません。

口語の「ごめん/ソーリー」

英語のSorryから来た「sori(ソリ)」という表現もあります。
口語表現なので、公式な場では使えません。

Sori ソリ

ごめん。ソーリー。

 

発音確認 sori – Google 翻訳
みんみ
みんみ

Sori.

ごめん。

「許して」や「許してくれる?」

もう一つ覚えておきたいのが、許しを請う表現です。
普段はあまり耳にしませんが、ドラマを見るとよく出てきます。

Anna anteeksi アンナ アンテークシ

許して。許してください。

 

Annaは「与える」の命令形。
直訳すると「ごめんなさいを与えてください」となりますが、ここはフレーズとして覚えましょう。

みんみ
みんみ

Anna anteeksi!
許して!

疑問系にもすることができます。

Annatko anteeksi? アンナットゥコ アンテークシ

許してくれる?許してくれますか?

 

みんみ
みんみ

Annatko anteeki?
許してくれる?

「Anna anteeksi(許して)」という歌もあります。

ごめんなさいへの返事は?

ところで、謝られたらなんと答えれば良いのでしょうか?
例えば、このような表現を使うことができます。

許す場合

Ei mitään エイ ミターン

なんでもないよ。問題ないよ。

 

「なんでもないよ、気にしないで」という表現です。
謝罪の時以外にも、よく聞きます。

Ei tarvitse pyytää anteeksi エイ タルヴィトゥセ ピューター アンテークシ

謝る必要ないですよ。

 

相手に非がないのに、謝られたら言ってみましょう。

許さない場合

一応、許さない場合の表現も覚えておきましょう。
いつか必要になるかも?

En anna anteeksi エン アンナ アンテークシ

許しません。

 

さらにお怒りの時はこちらの表現を。

En anna ikinä anteeksi エン イキナ アンナ アンテークシ

絶対に許しません。

 

「ikinä」という言葉を加えると「絶対にいつまでも」というニュアンスが加わります。

シーン別に使える「ごめんなさい」

次に場面別に使える表現です。
必要な時に、コピペして使ってください。

遅刻してごめんなさい

Anteeksi, että olen myöhässä アンテークシ エッタ オレン ミュオハッサ
時間に遅れてごめんなさい

 

発音確認 anteeksi, että olen myöhässä – Google 翻訳

olen myöhässäは「私は遅刻する」という意味。

遅れてごめんなさい

Anteeksi viiveestä アンテークシ ヴィーヴェースタ
遅れてごめんなさい

 

発音確認 anteeksi viiveestä – Google 翻訳

Viiveは遅延、遅れという意味です。

返事しなくてごめんなさい

Anteeksi, etten vastannut アンテークシ エッテン ヴァスタンヌットゥ
返事しないでごめんなさい

 

発音確認 anteeksi, etten vastannut – Google 翻訳

お待たせしてごめんなさい

Anteeksi, että jouduit odottamaan アンテークシ エッタ ヨウドゥイットゥ オドッタマーン
お待たせしてごめんなさい

 

発音確認 anteeksi, että jouduit odottamaan – Google 翻訳

邪魔してごめんなさい

Anteeksi, että häiritsen アンテークシ エッタ ハイリトゥセン
邪魔してごめんなさい

 

発音確認 anteeksi, että häiritsen – Google 翻訳

あなたを傷つけてごめんなさい

Anteeksi, että satutin アンテークシ エッタ サトゥティン
あなたを傷つけてごめんなさい

 

発音確認 anteeksi, että satutin – Google 翻訳

嘘ついてごめんなさい

Anteeksi, että valehtelin アンテークシ エッタ ヴァレフテリン
嘘ついてごめんなさい

 

発音確認 anteeksi, että valehtelin – Google 翻訳

おすすめフィンランド語教材

最後に、フィンランド語学習者さんのために、愛用のフィンランド語教材を紹介します。

こちらは何度使ったか解らない、日フィン、フィン日辞書。
収録数は多くないですが、オンライン辞書と合わせて使うと便利です。

文法を調べるならこちら。
例文もあり、わかりやすいです。


以上!

お役に立てば幸いです。