北欧フィンランドってどこ？どんな国？基本情報まとめQ&A【随時更新】

この記事では、フィンランドの基本情報について、わかりやすくQ&A方式で紹介します。

初めてフィンランド人の夫と会った時、大学生だったの私はフィンランドについて何も知りませんでした。

せいぜいキシリトールのCMを思い出したくらいで、「フィンランド…フィリピン？」と、バカ発言までしました（汗）。

私のように実はフィンランドについて知らなかったり、スウェーデンやノルウェーと混同している人もいるのではないでしょうか？

そこで今回は、フィンランドの基本情報をあらためて紹介します！

では行ってみよう！

フィンランドはどこですか？

答え: フィンランドは北欧、つまり北ヨーロッパにあります。

フィンランドはヨーロッパの北に位置する国。
国土は北極圏にまで及び、オーロラを見ることができます。

ホッキョクグマは生息していません。

フィンランドはスウェーデン、ロシア、エストニア、ノルウェーと国境を接しています。
隣国にはエストニアもあり、ヘルシンキから船で数時間で行くことができます。

北欧と言えばスカンジナビア半島を思い浮かべます、フィンランドは半島ではなく、その根本に位置しています。

Oulu – Capital of Northern Scandinavia | VisitOulu

フィンランドの正式名称は？

答え: フィンランド共和国です。

• 英語…Republic of Finland
• フィンランド語…Suomen tasavalta
• スウェーデン語…Republiken Finland

「フィンランド」はフィンランド語でなんと言う？

答え: 「Suomi（スオミ）」と言います。

Suomiはよく「沼の国」「湖沼の国」「湖の国」などと説明されますが、実は諸説あります。
決定的な言葉の由来はまだ解っていないようです。

suo（スオ／沼）という言葉から沼や湖から来た説、suomu（うろこ）という言葉から魚の革で作った服を着ていた説があります。
最近では、インド・ヨーロッパ語族の古い言葉がルーツと考える説が有力だそうです。

Suomi – Kotimaisten kielten keskus

国旗のデザインは？

答え: 白地に青い十字です。紋章もあります。

白は雪、青は空と水、十字はキリスト教を現しています。

国旗の他に、剣を持った金のライオンが描かれた紋章もあります。
でも、フィンランドにライオンはいません（笑）。

参考
フィンランドの国章Wikipedia

フィンランド国歌は？

答え: 『Maamme（我等の地/私たちの国）』

フィンランドの国歌はMaamme（マーンメ）で、私たちの国、という意味です。
イベントや式典で歌われ、フィンランド語とスウェーデン語のヴァージョンがあります。

歌詞の和訳はこちらのサイトで確認できます。

参考
我等の地Wikipedia

おもしろいのは、エストニアの国歌とまったく同じメロディなこと（笑）。

こちらはフィンランド国歌。

こちらはエストニア国歌。

フィンランドの首都はどこ？

答え: フィンランドの首都はヘルシンキです。

フィンランドの首都は南フィンランド、ウーシマー県にあるヘルシンキです。
フィンランド湾に面し、その向かいにはエストニアがあります。

フィンランドの首都はもともとトゥルクでしたが、帝政ロシア時代にヘルシンキに移されました。

ヘルシンキは映画『かもめ食道』『雪の華』の撮影地でもあります。

フィンランドの人口は？

答え: 約550万人です（2018年）

フィンランドの人口は550万人ほどです。
北海道の人口とほぼ同じです。

参考
Suomi lyhyestiInfoFinland

フィンランドの面積は？

答え: 338 455 km²です。

フィンランドの面積は338,455 km2。
日本の面積が377,972 km²なので、フィンランドの方が少し小さいです（日本から九州を抜いたくらい）。

国土の8割は森で、18万もの湖や沼などがあるのが特徴です。

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気候は？四季はある？

答え: 四季はありますが、冬は長く、夏は短いです。

フィンランドにも春夏秋冬があります。
日本と違うのは冬が長く、夏が短いこと。

私の住む北フィンランドは、10月ごろから雪がちらつき、5月ごろまで雪が残ります。
フィンランドの北極圏では太陽が出ない黒夜を体験できます。
逆に夏は太陽の沈まない白夜があります。

四季の特徴

フィンランドは南と北で平均気温が異なりますが、冬は基本的に氷点下です。
だいたいマイナス10度前後、寒い時はマイナス40度近くなることも。

夏は暖かく、30度を超える暑い日もあります。
ただ、日本人には肌寒く感じる日も多いです。

夏にフィンランド旅行を計画している人は、カーディガンかジャケットを持っていきましょう。
なおフィンランドの夏休みは6月から始まり8月末に終わります。

秋は8月末～10月あたり。
紅葉も楽しめます。
この時期はそこら中にキノコが大量に発生するので、キノコ好きにおすすめ。

春は3月末、4月あたりに雪解けとともに始まります。
この時期、国中が雪解け水で地面がグチャグチャですが、芸術的な雪解けを楽しむこともできます。

外は明るく晴れが続くので、気持ちの良い時期です。

フィンランドでは何語が話されているの？

答え: フィンランドの公用語はフィンランド語とスウェーデン語ですが、他にもあらゆる言語が話されています。

フィンランドの公用語はフィンランド語とスウェーデン語です。
北部には、サーミ語を話す人々もいます。

2016年の調査によるとフィンランドでは160の言語が話されており、ロシア語、エストニア語、アラビア語、ソマリ語などを母国語とする人も多くいるようです。

フィンランドでは何語が話されている？公用語とそれ以外の母国語トップ５

なお、フィンランド人の多くは英語が堪能で、ヘルシンキで英語で困ることはないでしょう。

学ぶべきはフィンランド語？英語？フィンランド移住で使える言語を在住者が考える

フィンランド人ってどんな人たち？

答え: 人によってそれぞれ。

フィンランド人というと青い目に金髪の白人を思い浮かべるかもしれません。
しかし、国際化が昨今は様々なルーツを持った人、見た目の人がいます。

フィンランド人のステレオタイプとして、「物静かでシャイ」があります。
これも人それぞれです。

あえて特徴をあげるとすれば、以下のようになるでしょう。

• 個人主義
• 教育に力を入れる
• サウナ大好き

代表的な宗教は？

答え: 福音ルーテル派のプロテスタントが多いです。でも多様化しています。

フィンランドの代表的な宗教はキリスト教（福音ルーテル派）。
国民の70％がこれに含まれます。

2番目に大きい宗教はロシア正教。
信者は1％を少し超えるくらいです。

フィンランドには税金の一部を任意でこれらの教会に払うシステムがあります（教会で結婚式などを挙げたい場合は、教会税を払う必要がある）。

他にもイスラム教徒、ユダヤ教徒も多くいます。
新興宗教に入る人もいれば、無宗教や無神論者も多いです。

2014年の宗教分布は以下のとおり。

1. キリスト教（福音ルーテル派）
2. ムスリム
3. エホバの証人
4. フィンランド自由教会
5. キリスト教（カトリック）

参考
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一方、フィンランドにも自然（森や熊）を崇める土着信仰がありましたが、今はほとんど廃れてしまっています。

フィンランドの古い迷信、おまじない、精霊を紹介【森、夏至祭、熊】

フィンランドで使われているお金は？

答え: ユーロです。

フィンランドは1995年にEUに加盟し、2002年からユーロを使いはじめました。
その前はフィンランド・マルッカという単位を使っていました。

参考
フィンランド・マルッカWikipedia

フィンランドの政治は？

答え: 議会制民主主義です。

フィンランドは民主主義国家。
日本と同じように投票によって代表を決め、政治を動かします。

選挙権は満18歳の国民すべてに与えられいます。
外国人の場合、条件を満たせば地方選挙に参加できます。

2019年現在の大統領はSauli Niinistö（サウリ・ニーニスト）。

参考
サウリ・ニーニストWikipedia

なお、フィンランドに王様や皇帝など、ロイヤルな人はいません（公式には）。

長くなってしまったので、今回はここまで。
時間があったら、随時足していきます。

ではまた！