こんにちは、フィンランド在住のみんみ(@mimmi_nurinpain)です。
先日、日本の友人と話したら「フィンランドに行きたいけど、物価が高いよねぇ」と言われてしまいました。
確かにフィンランドは日本より物価が高いです。
しかし、節約する術が無いわけではありません。
そこで
- 「フィンランドに行きたいけど、お金がかかりそう!」と二の足を踏んでいる方
- フィンランドで節約旅行を考えている方
へ向けて、フィンランド旅行中にできるプチ節約術を7つ紹介します。
大きな金額ではありませんが、お得な情報を集めました。
1.トイレは有料…だとは限らない
フィンランドには有料の公共トイレがあります。
ガイドブックには「トイレ用に小銭を用意しておきましょう」と書かれていたりもします。
使用料は1ユーロ(130円)程ですが、ジュースが買える値段です。
ムダなお金を使わないよう、次のことを覚えておきましょう。
- ショッピングセンターのトイレはほぼ無料
- 公共施設のトイレも無料が多い
- カフェのトイレも使い方次第
デパートのトイレはほぼ無料
ヘルシンキの場合、Stockmann、Sokosなどのデパートのトイレは無料です。
郊外のショッピングモールのトイレもだいたいは無料で使うことができます。
公共施設のトイレもおすすめ
また図書館や美術館など、公共施設でも無料な場合が多いです。
トイレのためだけに美術館に入るのは二の足を踏むかもしれませんが、ミュージアムショップだけ見る人もいるので大丈夫です。
小さい美術館は辞めた方がいいかもしれません。
カフェではお客さんになればOK
フィンランドでは、カフェのトイレに「1€」と使用料が書かれている場合があります。
これは「お客さんは無料だけど、それ以外の人は1ユーロです」という意味。
もし、お店で飲食や買い物をしたなら、払う必要はありません。
グループ旅行の場合、だれか1人が注文すればOKです。
(常識の範囲でね!)
しかし急いでいる時や、買いたいものが無い場合はどうすればいいでしょう?
そんな時は、レジ横などにある安いお菓子を買う手があります。
ただトイレのお金を払うより、安いチョコバーでも手元に残った方がいいですよね。
鍵が閉まっていたら、お店の人に開けてもらってね。
レシートにトイレの暗証番号が載っている場合もあるよ。
小銭を入れるトイレの場合
フィンランドにはドアにコインを入れて、初めて扉が開くトイレもあります。
こちらも、店で買い物をしたのなら無料で使えます。
店員さんに伝えれば、トイレ用の偽コインをくれます。
このコインはpoletti(ポレッティ)と呼ばれます。
次のように聞いてみましょう。
2.コーヒーの2杯目は無料のところが多い
フィンランドはカフェが盛んです。
特にヘルシンキではカフェの多さに驚きます。
さて、フィンランドではコーヒー一杯は1.5~5ユーロくらいです。
ヘルシンキの中心では3ユーロくらいが相場だと思います。
ここで覚えておきたいのがコーヒー2杯目は無料が多いこと!
これはsantsikuppi(サンチクッピ)と呼ばれます。
※カフェラテとかカプチーノなどは別です
お茶も2杯目はタダ、お湯をもらうのは自由の場合もあります。
コーヒーを買ったら「おかわりは料金に含まれていますか?」と聞いてみましょう。
Kuuluuko santsikuppi hintaan? クールーコ サンチクッピ ヒンターン
おかわりは料金に含まれていますか?
発音確認 Kuuluuko santsikuppi hintaan? – Google 翻訳
スピーカーアイコンをクリック
カフェやバーの水は有料?
なお、カフェやバーの水はほとんど無料です。
少なくともセルフサービスの場合はタダだと思って大丈夫です。
レストランでは有料の場合があります。
3.水道水は飲める!
フィンランドの水道水は飲むことができます。
水質も悪くないので、おいしいです。
フィンランド旅行では、ぜひウォーターボトル(水筒)を利用しましょう。
節約にもなりますし、環境にも優しいです。
持参していない場合は、ジュースの空き瓶などを水筒代わりにすることもできます。
私もジュースのビンを再利用してます!
ちょっと注意
水道水は飲めると書きましたが、温水を飲むのは辞めましょう。
菌が繁殖しやすいらしいです。
蛇口を「冷たい」の方へ回し、手で水の温度を確認すればOK。
うっかり飲んでしまっても問題ないとは思いますが、念の為。
4.潰さないで!ペットボトルや缶は返却しよう
旅行中、ペットボトルや缶に入った飲料を買った場合はスーパーに返却しましょう。
10~20セントと少額ですが、お金が帰ってきます。
対象は空き缶、ペットボトル、ビン類です。
これはpantti(パンッティッ)と呼ばれます。
パンティじゃなくて、パンッティッだよ!
容器に「pantti」と値段が書いてあります。
返却機は主にスーパーの入り口にあります(Pullonpalautusと書かれています)。
缶やペットボトルを一つずつ入れて行きます。
機械に缶ビンを入れるとレシートを発行してくれるので、会計時に提示しましょう。
買い物金額からマイナスされるか、現金で返してもらうことができます。
先日の #プロッギング の収穫。向かって左はゴミ箱へ。右は缶回収ボックスに入れ、45セントゲットしました!#ごみ拾い #plogging pic.twitter.com/de4D0U6C9t
— みんみ🇫🇮ほてほてフィンランド (@mimmi_nurinpain) April 13, 2019
なお、この返却機はバーコードを読み取るタイプです。
そのため缶もペットボトルも潰してはいけません。
5.スーパーは安い!量り売りにも挑戦を
どこの国でもそうですが、スーパーではなんでも比較的安く売っています。
スーパーで買う=節約です。
例えばアイスクリーム。
カフェやアイスクリームスタンドで買えば4~6ユーロ程かかりますが、スーパーで買えばおそらく半額以下です。
バナナやリンゴなどの果物も量り売りで安く売っているので、軽く済ませたい時、ヘルシーにしたい時にオススメです。
またスーパーによってはお菓子、パン、サラダの量り売りもあります。
ぜひ利用してみてください。
イッタラの食器「タイカ」シリーズを8年使った感想【プレート&ボウル】
エコバッグを持参しよう
フィンランドのスーパーでは袋が有料です。
エコバッグを持っていったり、買ったものはバックパックに詰めると良いでしょう。
イッタラ商品も
大きいスーパーでは、日本で人気のイッタラの食器が安く売っている場合もあります。
デパートや免税店より安い場合もあるので、チェックしてみましょう。
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6.無料の美術館、ミュージアムショップに行く
トイレのところでも書きましたが、美術館はミュージアムショップまでなら無料で入れます。
「入場料は払いたくないけど、雰囲気だけ味わいたい」という人はミュージアムショップをチェックしてみましょう。
オシャレなグッズがたくさんあって楽しいです。
また美術館の建築は凝ったものが多く、中に入るだけで良い刺激になります。
無料の美術館もたくさんある
ヘルシンキには無料の美術館や博物館もあります。
こちらのサイトにリンクがまとめてあります。
情報は英語のみですが、サイト上で右クリックし「日本語に翻訳」すると簡単です。
一部ぎこちない日本語もありますが…。
参考 Free museums in HelsinkiMy Helsinki
7.お酒はホテル飲み(ホテルで景気づけ)
フィンランドはお酒が高いです。
バーで酔いに任せて気ままに注文すると、かなりのお値段になります。
一方、スーパーや酒店alkoで買うと安くなります。
たとえばスーパーで安い缶ビールは1本2ユーロ前後です。
一方、バーで注文すると安くても5ユーロはします。
カクテル類はさらに高く、一杯8ユーロなど、1000円以上することは覚悟したほうが良いです。
それでもバーに行くのも旅の楽しみの一つ。
お酒好きの人はまずホテルで少し飲んでから、バーに出かけると節約になるはずです。
お酒の購入する時の注意
フィンランドでお酒を購入する時、年齢確認のために身分証明書を見せるよう言われることがあります。
若く見られがちな人はパスポート等を持っていきましょう。
バーやディスコ、クラブに入る時も身分証明書の提示を求められることがあります。
この身分証明書はパスポート、国際運転免許証など、ちゃんとした物でないと受け付けてもらえませんので注意。
また、スーパーでは夜9時以降はお酒を売ってくれません。
酒専門店のalkoは日曜日はお休みです。
お酒を飲む時は計画的に。
【フィンランドお酒事情】いつ飲む?法律?買い方?アルコールにまつわる話
以上です!
旅のお役に立てば嬉しいです。
ではまた~。