海外移住する友達へのお餞別選び、ちょっと気をつけて欲しい点があるよ。
留学、海外赴任、結婚…。
最近は海外に引っ越す人が増えています。
そこで「日本を離れる友人にお餞別をあげたい」という人も多いのではないでしょうか。
しかし海外移住となると、どのようなギフトが喜ばれるか解らないですよね?
私はフィンランドに移住する時、「一生懸命考えてくださったんだな」と思うギフトをいただき感動しました。
一方、「気持ちは嬉しいけど、困ったな…」と思うギフトもいただきました。
実家に置いてきてしまったギフトたちです。
「海外移住する人に喜ばれるギフト」と紹介されている物の多くは正直ちょっとズレてると思います…汗!
そこで贈った方も、贈られた方も残念な気持ちにならないよう、海外移住する人へのギフト選びで気を付けたいことを5つにまとめてみました。
①小さく、軽いものを贈ろう
海外移住する人へのギフトは小さくて、軽いものが良いです。
いただいて一番困ったのが、重い、大きい、嵩張るギフトでした。
置いてきてしまったお餞別
- 置物、飾りもの
- ずっしりしたアロマセット
- 分厚いニットセーター
- 中~大サイズのぬいぐるみ
なぜ小さい、軽いものが良いかというと、郵便物の送料は重さで決まるからです。
ギフトの重さ=送料です。
スーツケースに入れれば飛行機で持っていけますが、重量制限があります。
大きいものはパッキングも大変です。
重さや大きさは、よく考慮しましょう。
移住先に持って行きやすい小さく軽いものがGOOD
②移住先の食生活に合うものを贈ろう
日本では良いギフトでも、海外生活には合わないケースもあります。
例えば料理のレシピ本。
おいしいレシピも移住先で食材が手に入らなければ作ることができません。
何冊か頂きましたが、本格和食のものは実家に置いてきてしまいました(気になるものは写真に撮りました)。
最近はレシピも検索できるので、本はいらないかもしれません。
調理器具も注意。
日本はガスコンロが多いですが、電気コンロが一般的な国もあります。
うっかりガスコンロでしか使えない調理器具を贈ってしまったら、ただの置物になってしまいます。
移住先でも役に立つものがGOOD(ググればすぐ解ります)
③工芸品は、移住先の気候を考えて
漆や木製品など、乾燥や湿気で変形するものは注意がいります。
漆は乾燥したところに長時間置いておくと、表面が割れる場合があります。
製品によって差はあるようですが、乾燥した国に行く人に贈るのは控えた方がいいでしょう。
木製の物も同様で、乾燥で木が縮んで壊れてしまうことも…。
(木桶をフィンランドに持って行ったら、水漏れするようになってしまいました)
どうしても贈りたい場合は、お手入れ方法も伝えましょう。
移住先でも長持ちするものがGOOD
④電化製品は電圧をしっかり確認!
電化製品を送るなら、移住国の電圧でも使えるか確認しましょう。
デジカメやスマートフォンは大丈夫なものが多いですが、例えば炊飯器、美顔機、空気清浄機などは電圧チェックを忘れずに。
間違えるとただの鉄の塊です。
もちろん重い電化製品でのサプライズはNGです。
移住先でも機能するものがGOOD
⑤相手に思わぬ負担をかける「関税」
見落としがちですが重要です。
新品で高価なもの(例.電化製品、ブランド品)は、関税を取られる場合があります。
移住先にギフトを郵送する場合は、税関でひっかからないか考慮しましょう。
なぜなら払うのは「贈られた方」です。
私は親戚から高価なデジカメを贈っていただきましたが、フィンランドの税関から100ユーロの請求が来ました。
自分がリクエストしたものではなかったので、痛い出費でした。
相手に負担をかけないよう、気を付けたいですね。
相手に負担をかけない贈り物がGOOD
おすすめのお餞別ギフト
ここからは、おすすめのお餞別を紹介します。
後半から値段が高くなっていきます。
手ぬぐい
手ぬぐいは小さく、軽く、使い勝手も良いお餞別です。
万一使わなくても邪魔になりませんし、移住先で日本イベントがあれば飾りとして使えたりもします。
最近はおしゃれな柄のものも多いです。
値段もそれほど高くないので、もらう方も負担になりません。
お箸セット
お箸も小さく、軽く、実用的なお餞別です。
二膳そろった少し高めのもの、持ち歩き用のマイ箸にすればギフトっぽくなります。
くつした(おしゃれな柄)
靴下はなんだかんだで使うアイテムです。
日本らしいタビックスや5本指ソックスをセットにして贈ってはどうでしょう?
箸置き
箸置きは軽くて持っていきやすいです。
素材もデザインも多用なものが見つかります。本人をイメージしたものを贈ってはどうでしょう?
江戸切子の小さい小物
割れ物なので注意が必要ですが、江戸切子のぐい呑など、飾っても美しい小物も悪くないです。
エアータグ
もしiPhoneユーザーなら、旅のお供になるエアータグもいいですね。
トラッキング機能がついているので、スーツケースに付ければ紛失防止にもなりますし、移住後も鍵やバッグにつけて使用できます。
包丁
縁が”切れる”…と嫌がる人もいますが、和包丁は人気です。
海外のナイフは切れ味が悪かったり、切り方が違ったりします。
イヤホン、ヘッドホン
予算があるなら、ノイズキャンセリングのイヤホンやヘッドホンもおすすめです。
音楽好きの方にどうでしょう?
飛行機内のリラックスグッズにもなります。
移住国で使える炊飯器
本人と要相談(かつ、関税対策)ですが、移住国の電圧でも使える炊飯器も良いです。
多くの日本人が移住先に炊飯器を持っていっています。
繰り返しになりますが、本人と相談してくださいね。
iPad
連名で贈るなど、予算がある場合はiPadもおすすめです。
私はKindleで日本を書籍を読む時に重宝しています。
まとめ
- 重いもの、かさばるものはNG
- 移住先の食生活に合うものを
- 工芸品は、移住先の気候を考えて
- 電化製品は電圧をしっかり確認!
- 相手に思わぬ負担をかける「関税」
あと贈り物のマナーは今一度調べておきたいところ。
(使用済みのもの、不用品を贈ってくる人がいて困りました…)
ちなみに、私が一番うれしかったのは、会社の人がくれた寄せ書きとアクセサリーです。
何が欲しいか聞くのが1番だね。
ではまた!