日本には変な地名がたくさんあるが、フィンランドも負けていない。
今回はフィンランドにある日本語に訳すと変な地名を15選をご紹介しよう(珍地名というらしい)。
命名した奴、出てこい。
Paskalampi クソ池
Paskalampi(パスカランピ)は直訳すると「クソ池」となる。
Paska=クソ
lampi=池
なんとフィンランドには「クソ池」が38もある。
ちなみに「Iso Paskalampi=大クソ池」も。
Pieru おなら
Pieru(ピエル)は「おなら」という意味。
湖の名前がおなら…。
写真を見るとキレイなのに。
Tissinpohja おっぱいの底
Tissinpohja(ティッシポホヤ)は直訳すると「おっぱいの底」。
Tissin=おっぱいの
pohja=底
道の名前である。
Mulkkujärvi ちん○ん湖
Mulkkujärvi(ムルックヤルヴィ)は直訳すると「ちん○ん湖」となる。
Mulkku=ちん○ん(男性器のこと)
järvi=湖
フィンランドにはMulkkuとつく地名が他にもあり、「ちん○ん島」からサイズ別の「大/小ちん○ん」などが見つかる。
Mulkkuはもともと木のコブという意味もあったようで、おそらくそこから来た名前だろう。
Persehuokonen ケツ毛穴
Persehuokonen(ペルセフオコネン)は直訳すると「ケツ毛穴」。
Perse=ケツ
huokonen=毛穴/細孔
Perseは「perä」という「後ろ、終わり」などの意味を持つ言葉から派生したという説もあり、たぶん日本語の「尻」にあたるのだろう。
日本にもあるよね「尻」のつく地名。
でもなんで毛穴?
Homeperseensuo カビケツの沼
Homeperseensuo(ホメペルセーンスオ)は直訳すると「カビケツの沼」。
home=カビ
perseen=ケツの
suo=沼
ケツ沼は「尻沼」と漢字変換できるからまだ解る。
でもカビって…。
Pervonmaa ヘンタイの地
Pervonmaa(ヴォンマー)は直訳すると「ヘンタイの地」。
pervon=変態の
maa=地/国
出身者がいじめられそう。
Koirankyrpäoja 犬のちん○ん溝
Koirankyrpäoja(コイランキュルパオヤ)は直訳すると「犬のちん○ん溝」。
Koiran=犬の
kyrpä=ちん○ん
oja=溝/小川
ロシアとの国境にある川。
kyrpäはエストニアにも同じような言葉があるらしく、もともとは一本松を意味していた可能性もあるらしい。
Kusipää ろくでなし
Kusipää(クシパー)は「ろくでなし」という意味。
直訳すると「しょんべん頭」なのだが、意味としては「ろくでなし」とか「くそったれ」となる。英語の「asshole」に相当。
Kusi=しょんべん
pää=頭
なお「kusi」は今でこそ「しょんべん」だが、昔は「尿」を指す医療用語だった。
以下から検索。
Karttapaikka – Maanmittauslaitos
Pahanpervonkangas 悪いヘンタイの針葉樹林
Pahanpervonkangas(パハンペルヴォンカンガス)は直訳すると「悪のヘンタイの針葉樹林」。
Pahan=悪い(悪の)
pervon=ヘンタイの
kangas=針葉樹林/布
いやもう、何がなんだか。
Junttikylä いなか者村
Junttikylä(ユンッティキュラ)直訳すると「いなか者村」。
Juntti=いなか者
kylä=村
実はフィンランドには「Juntti(いなか者)」って名字の人がたくさんいる。
Alapää 下半身
Alapää(アラパー)は下半身という意味。
Alapääは直訳すると「下頭」となるので、たまたまコンビネーションが悪かった?
なおAlapääとつく地名や道は多くある。
Ala-=下
pää=頭
Huoranpelto 娼婦の畑
Huoranpelto(フオランペルト)は直訳すると「娼婦の畑」という意味。
huoran=娼婦の
pelto=畑
写真を見ると、ただの森なんだよね。
Ensimmäinen Kaljalampi 最初のビール池
Ensimmäinen Kaljalampi(エンシンマイネン カルヤランピ)は直訳すると「最初のビール池」。
Ensimmäinen=初めての、最初の
kalja=ビール
lampi=池
とりあえずビール的な?
Hätäpaskanlähde 緊急のクソの泉
Hätäpaskanlähde(ハタパスカンラフデ)は直訳すると「緊急のクソの泉」となる。
Hätä=緊急の/イマージェンシー
paskan=クソの
lähde=泉
誰だ、命名したやつ。
以上!
地名は場所の特徴を表したものもあるが、地元人がなんとなく呼んでいたのが定着したり、もともとは違う名前だったのに、簡略されたり似た響きのものに取って代わられることもある。
フィンランドの場合、スウェーデン語由来やサーミ語由来の地名もあるので、いろいろあって変な地名が誕生してしまったのかもしれない。
なお、他にも変な地名がまだいっぱいあるので、機会があればまた紹介しよう。