みんみ
実は私、海外に住んでいながら飛行機が苦手です。
嫌いな理由はいくつかありますが、とにかく揺れが怖くて仕方ありません。
アメリカ旅行で乱気流に巻き込まれたことがきっかけでダメになりました。
タイに行った時、飛行機がエアーポケットに入ったのか、急にストンと落ちて肝を冷やしたのも影響しています。
きっと私のように飛行機が怖い人(特に揺れ)は多いはずです。
そこで今回は、私がやっている飛行機に乗る怖さを軽減する15の対策を「具体的な対策」と「心構えと験担ぎ」に分けてシェアしてみます!
具体策編
1 細かい揺れが始まったらトイレに行く
まず「細かい揺れが始まったらトイレに行く」です。
大きな揺れの前にはだいたい前触れがあります。
まず細かく揺れ始め、だんだん揺れが大きなっていくのが普通です。
みんみ
ここで第一のポイントです。
細かくガタガタしだしたら、サッとトイレに立ちましょう。
シートベルト着用のサインが出るとトイレに行けなくなるからです。
最悪なのは、トイレに行きたいのに席を立てないこと。
恐怖に加えて、トイレを我慢…ツライ(しかもシートベルト解除のあとは行列ができる)。
細かく揺れ始めたらトイレへ行き、「いつ揺れても大丈夫」と準備しましょう。
2 揺れに合わせて自分も動く
次に「揺れに合わせて自分も動く」です。
機体が揺れると恐怖で体が硬くなってしまいます。
しかしジッとしていると逆効果。
揺れをもろに感じてしまい怖さ倍増です。
そのため、体を動かした方がいいです。
揺れを感じなければ、恐怖も軽減できます。
- バッグの中を整理する
- 頭をまわして首をストレッチ
- 足をバタバタ動かす
「揺れているのは飛行機じゃなくて私!私!」と自分に言い聞かせましょう。
大きな揺れと、自分の動きがシンクロした時は快感でもあります。
周りを苛立たせない程度の貧乏ゆすりも効果的です。
3 常にヘッドフォンを着用する
飛行機の怖さを倍増させるもの、それは機体が揺れる時の音。
機体が揺れる時に起こる、
- 機体が空気に打ちつけられる音
- 荷物が移動する音
- 飛行機がきしむ音
などは「ギシギシいってるけど落ちたりしないよね!?」という気持ちにさせるので、聞かない方がいいです。
常にヘッドフォンを着けて、外部の音をシャットアウトしましょう。
耳栓やフードをかぶってもいいです。
急な音にビックリすることがなくなります。
なお、今まで一番効果があったのはBoseのノイズキャンセル機能付きのヘッドホンです。
高いですが、さすがの機能で機内の雑音がまったく気にならなかったです。
みんみ
ただ夫のものだったので、「ぼくに返して」と途中で没収されました…。
4 おしゃべりする
耳栓やイヤホンでも効果がない時は、誰かとおしゃべりすると良いです。
同行者がいるなら、話を振って気を紛らわすのが正解。
1人旅なら、隣の席の人に「揺れますね」と話しかけてみましょう。
もし話す人がだれもいない場合、機内のwifiを使って「飛行機揺れてる(泣)」とツイートしたり、フェイスブックでシェアするのも良いかもしれません。
5 ご褒美を用意しておく
「飛行機が揺れたら、これをしてもいい」というご褒美を用意しておくのも効果的です。
例えば、自分の好きなお菓子を持ち込んで、揺れたらそれを食べていいことにします。
「揺れても良いことがある」状態にするのです。
少し高価なもの、数が少ないものだとGOOD。
もう一つ、未来のご褒美も用意しておきましょう。
例えば、旅先でひとつ余計に好きなものを買ってよいことにする、などと決めておきます。
「揺れても揺れなくても、どっちに転んでも良いことがある」状態にすることがポイントです。
揺れの長さや、回数でご褒美を豪華にするのも楽しいはず。
飛行機が触れるたびに「くそー、到着したらうまいもん食ってやる!」くらいの気持ちで行きましょう!
6 脱力系の本や漫画を用意する
恐怖を感じるのは脳みそが「ここは危険だ!逃げろ!」という信号を発するからです。
そのため、脳みそに「大丈夫だよ、安心して」と伝えなければいけません。
笑える漫画、本などを用意しておきましょう!
必ず「くだらね~!」と脱力してしまう作品を選ぶこと。
間違っても死をテーマにした本は選ばないように。
下のは悪い例。
旅行に持っていく本は電子書籍がおすすめです。
スマホで読めるので荷物にもなりません。
さらに言うと、Kindle Unlimitedに登録しましょう。
月額980円で、あらゆるジャンルの本を読めます。
初回30日間は無料なので、旅行前にダウンロードしてみては?
みんみ
飽きたら削除→次の本…と出来るので飛行機の暇つぶしにはもってこいです。
7 身体を温める
ホラー映画の金字塔「エクソシスト」では、わざと寒い場所で撮影して役者の息を白くするよう演出したらしいです。
そう、寒さと怖さは結びついています。
夏に心霊特集が組まれるのも、ヒヤっとする感覚があるから。
飛行機では厚手の靴下を持ち込んだり、ブランケットを多めにもらったりして、身体を温め気分を落ち着けましょう。
ポカポカの状態ならあまり怖さを感じません。
大判のストールが一枚あると旅先の防寒対策にもなります。
8 あめを舐める
飛行機が怖いなら「私は、今、飛行機に、乗っている」とじっくり考えてしまうのが1番いけません。
じっと席に座っているだけだと、思考ばかりがグルグル回ってしまいます。
頭でなく、身体を使いましょう。
映画を見る、書き物をする、スマホで遊ぶ…のも良いですが、一番簡単なのがアメを食べることです。
食べ物ならなんでも良いですが、長時間食べていられる、小さいという点でアメがおすすめ。
9 リラックスグッズを持ち込む
耳栓、アイマスク、枕、ツボ押し…なんでもOKです。
お好みのリラックスグッズを持ち込みましょう。
実際のリラックス効果はイマイチでも、「リラックスグッズがある」という気持ちが保険になって安心できたりします。
私はいつも以下のものを持って行きます。
スリッパ
スリッパは超重要です。
やはり靴を脱ぐと開放感があります。
到着後にはホテルでも使えて便利。
アイマスク
意外と重宝するのがアイマスク。
眠りたいのに機内が明るかったり、隣の人のスマホの明かりが気になる時があります。
寝顔を見せたくない人にも良いですね。
こちらはオーガニックコットンのアイマスク。
アイマスクの代わりに、フード付きのネックピローも良いと思います。
心構え、験を担ぎ編
1 募金する
飛行機が揺れ始めると「神様!仏様!」と、ふだん祈りもしない神仏にお願いを始めるのは私だけではないはず(無宗教の人はご先祖様がおすすめ)。
即席信者になっても祈りやすいよう、飛行機に乗る前に募金をしたり、誰かに親切にしておきましょう。
「私は良い人間です。お助けください。」と心の中でつぶやけば効果があるかも…?
帰国の際、余った現地通貨を募金ボックスに入れるればOKです!
2 必ず終わりがある、と考える
飛行機の揺れを耐えているその瞬間も、着実に目的地へ近づいていることを思い出しましょう。
機内にいることも、揺れを感じることも、少し我慢すれば必ず終わります。
どんな長いフライトも2日も3日も続くわけではありません。
いくら飛行機が揺れても「しばらくしたら止まるだろ。あと〇時間で到着だ。」と考えれば肩の力が抜けます。
経験から言っても、揺れはしばらくしたら必ず止まるものです。
3 パイロットやCAを信頼する
もし飛行機が危険な乗り物だとしたら、パイロットもCAという職業も成り立たちません。
乗客を安全に飛ばせる能力があるからこそ、航空業界があるわけです。
パイロットになるのは適性試験からして難しいと言います。
相当なトレーニングを積んで操縦席に座っているはず。
またCAは接客だけが仕事ではなく、保安要員(乗客の安全を確保する人)であることを知っていますか?
トラブルが起きても(基本的に起こらない)、きちんと対処してくれます。
パイロットとCAを信頼し、大船に乗ったつもりでいましょう。
4 空気の道路を走っているイメージ
飛行機は怖くても、車は大丈夫の人がほとんどです。
ならば機内では「車に乗っている」とイメージしてみてください。
車が揺れる一番の原因は、地面の状態ですよね?
砂利道なら小刻みにガタガタ揺れ、大きな岩のある場所では上下左右にガッタンガッタン揺れます。
下り坂なら引っ張られるように感じるかもしれません。
飛行機も同じです。
違うのは空気の道路だということ。
もし、飛行機が小刻みに揺れてきたら、
「空気の砂利道を通ってるんだなー」
もし、ガッタンガッタンと大きく揺れるなら、
「空気の岩が転がってるなー」
ストンと落ちたら
「空気の坂道だなー」
と考えてみましょう。
「空気=道」と考えると、イメージしやすくなって怖さが軽減します。
5 強運そうな人を探す
飛行機の乗客は、運命共同体。
1人でも強運な人がいれば飛行機は安泰です。
飛行機に乗り込む時に、乗客の中に「この人は運が良さそう!」「オーラがすごい!」と思える人をこっそり探して「大丈夫」と自分に言い聞かせましょう。
6 飛行機に乗る=冒険する、と考える
冒険ものの映画、ゲーム、小説ってワクワクしますよね。
飛行機に乗る時、自分を冒険ものエンターテイメントの登場人物と考えてみましょう。
インディアナ・ジョーンズでも、ハンターxハンターでも、好きなものを選んでOK。
冒険エンターテイメントなら、飛行機が揺れたり、トラブったりし方がおもしろいです。
旅行や出張を「冒険」という言葉に置き換えると、飛行機の揺れもワクワクしませんか?
まとめ
具体策まとめ
- 細かい揺れが始まったらトイレに行く
- 揺れに合わせて自分も動く
- 常にヘッドフォンを着用する
- おしゃべりする
- ご褒美を用意しておく
- 脱力系の本や漫画を用意する
- 身体を温める
- あめを舐める
- リラックスグッズを持ち込む
心構えまとめ
- 募金する
- 必ず終わりがある、と考える
- パイロットやCAを信頼する
- 空気の道路を走っているイメージ
- 強運そうな人を探す
- 飛行機に乗る=冒険する、と考える
少しでも怖さが軽くなったなら嬉しいです。
最後におすすめの本を一冊。
抱腹絶倒のインド旅行記で、面白すぎて吹き出してしまう可能性があります。
友人にあげたら爆笑していまいた。
笑える本が見つからなかったら、こちらを読んでみてください。
ではまた~