こんにちは!フィンランド在住のみんみ(@mimmi_nurinpain)です。
私はここ8年の間、あらゆるレベルの語学学校、フィンランド語講座を10コース程受けて来ました。
コース修了後は「伸びたなー!」と手応えを感じるので、授業スタイルでの外国語学習を多くの人におすすめしています。
しかし、ぼんやり授業を受けるだけではそこそこの結果しかでません。
成長を感じるレベルに伸ばすには、工夫もいります。
という訳で今回は、語学学校で効果的に学ぶのに大切だと思うことを5つ紹介します!
①自分に合ったコースを選ぶ
まず、自分のレベルに合った授業を受けるのが大切です!
簡単すぎる/難しすぎるレベルのコースを受けても、なかなか身になりません。
特に簡単すぎるコースは注意です。
「復習になるから」と思っても、高い確率でイヤになります。
先生は解っていない人に時間を取るので、自分にリソースを割いてもらえないデメリットも。
新しいコースは「このレベルは自分に合うかな?」と考えながら受けましょう。
先生が良い、楽しい、配慮がある等のメリットがないなら、コース替えをおすすめします。
時間がもったいないです。
学校や先生に相談してみよう
いろいろなレベルのコースを用意している語学学校、市民講座ならコース替えができるはずです。
「今の授業は自分には合わないので、別のコースに替えられますか?」と聞いてみましょう。
まだ迷いがあるなら、別のクラスを見学したいと言えば大丈夫。
「迷惑なんじゃ?」「先生が傷つくんじゃ?」と考える必要はありません。
世界各国の受講生を相手にしてきた先生/学校なら、こんなの屁でもないです(言い方さえ気をつければOK)。
海外では言ったもの勝ち。
自分を最も伸ばせるコースへ行きましょう。
クラスはそのままでも、レベルに合った教材を用意してくれる先生もいます。
②先生の前に座る
語学学校でも講座でも、教室の席順は特に決まっていないと思います。
初日に座った席になんとなく定着する感じではないでしょうか。
さて、座る場所は先生の目の前がベスト。
目の前でなくても、一列目に座るのをおすすめします。
一列目をすすめる訳
理由は簡単。
視覚的ノイズがないからです。
国によって習慣やマナーが違うので、クラスメートの動きに気を取られてしまうことがあります。
- 授業中にリンゴ丸かじり
- 自撮りを始める
- 靴を脱いで、あり得ないほどリラックスする
これらは全て実際見たことがありますが、無視するのは無理でした(笑)。
なお、フィンランドは他の受講生を邪魔しない限り自由にしていい、というスタイル。
大学では、編み物や赤ちゃんをあやしながら授業を受ける人もいます。
日本では信じられないような行動をするクラスメートは、最高におもしろいです。
おもしろいですが、勉強には邪魔!
一列目に座って100%授業に集中です。
目に入らなければ気が散りません。
一列目だと空気を読まずに先生にガンガン質問できるのも良いよ!
③クレームは入れるべし
残念ながら、マナーの悪い受講生はどこにでもいます(特に初級!)。
イライラするだけなので無視が一番です。
しかし、中には度を超えた輩もいます。
- 騒ぐ
- 遅刻して授業を止める
- 周りの受講生にちょっかいを出す
迷惑行為が続いたら、先生や学校にクレームを入れましょう。
ダメな学校や講座でない限り対応してくれます(先生も気づいてることが多い)。
語学学校にいつも問題の答えを1人で全部言ってしまったり、他の受講生の間違いをキツく指摘するクラスメートがいました。
他にも授業を独り占めするような行為があり、先生にクレームを入れました。
同じことを他の受講生からも言われたようで、すぐに対応してくれました。
他の受講生はほおっておく
ただクレームは自分に実害がある時だけすること。
授業中にスマホでゲームをしている等、無視すればす済むならスルーです。
気にはなるのは解りますけどね。
一列目に座る、見ない、気にしないで対応を。
注意したり告げ口するのは時間のムダです。
ところで、ある講座にティーンの若者がいっぱいいたんですが、この子たちの態度がクッソ悪かったです。
「必須授業なので仕方なくここにいます」という短期留学生たちでした。
おしゃべり、消しゴムを投げ合うなど、子供っぽい振る舞いがひどかったです。
「先生に敬意を払えよ!」と、ムカムカしました。
でも見なければ実害はゼロ。
受講者を注意するのは先生の仕事です。
無視しましょう。
やる気のない人にエネルギーを割くのは辞めましょう。
④希望はハッキリ伝える
あなたに具体的な希望や目的があるなら、先生に伝えるのが大事です。
- 面接の練習をしたい
- ○○の資格に合格したい
- 語彙を増やしたい
など、具体的に言ってみましょう。
日本は受け身の授業が多いので(少なくとも私世代は)、先生にリクエストをするのは緊張しますよね。
でも大丈夫です。
語学コースは受講生のためにあるのだから、むしろ先生の方が「受講者が何を望んでいるか」知りたかったりします。
どれくらい間違いを直してもらいたいか伝える
ほとんどの先生は、受講者の細かい発音、文法ミスは指摘しません。
(ライティングでは細かく直す先生もいます)
それで物足りない人はぜひ「細かいところも直してほしい」と伝えるのをおすすめします。
先生の対応が変わるはずです。
教える側もどれくらい指摘するべきか迷うもの。
希望があれば、先生もさじ加減が解ってありがたいはずです。
受講者全員の間違いを細かく直していたら授業が進まないので、程度問題ではありますが。
⑤質問しまくる
語学学校の先生は海外生活ではとっても貴重な存在です。
というのも、言語に対する「どうして?」はネイティブスピーカーでも答えられない人が多いからです。
例えば外国人に
「『ここ”で”降ります』と『ここ”に”降ります』の違いは?」
と聞かれて、どれだけの人が説明できるでしょう?
特に現地人のパートナーがいる人は、解らない表現を「まあ、あとでパートナーに聞けば良いか」と思いがちです。
しかし、満足する答えは得られない事が多い。
やはり先生に聞くのが一番です。
受講中は質問しまくりましょう。
解らないことリストを作って全て聞く
気になる言い回しや、使えるようになりたい表現があったらメモしてください。
「先生に聞くことリスト」を作って卒業までにコンプリートを目指します。
特にマイナー言語は、ひとりで疑問を解決するのは至難の業!
「聞かぬは一生の恥」と考え、先生を捕まえてがんばってみましょう。
かなりレベルアップすること間違いありません。
ただ、先生の休み時間や退勤時間には考慮しましょうね。
以上です!
参考になれば嬉しいです。
ではまた~。