前回、ツイートがバズった時の体験を書いた。
ツイッターでバズを初体験。多くのコメントをもらって気がついたこと、感想。
これは、ツイッターで多くの人からコメントをもらい、学んだことをまとめたものだ。
しかし、ここに書かなかった学びがもう一つある。
それは、ツイッター(SNS)でのコミュニケーションは、体力を使うということ。
SNSは楽しい。
しかし、使い方を間違えると、心も体も疲れてしまう。
そこで、SNS疲れに効くと評判の本を読むことにした。
というわけで今回は、Jamの『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』の感想を書いてみよう。
最後に無料で読む方法を買いてます。
この本について
『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』より
SNS、友人、会社…。
人間関係はいつだって、どこだって大変だ。
人のささいな言動を気にして、悩んでしまうことは多い。
しかし、だれかのちょっとした一言で、スッと肩の力が抜けることはないだろうか?
『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』は、そんな人間関係の悩みを和らげるアドバイスがまとめられた一冊だ。
- 既読スルー
- 自分の悪口を言われていると感じる
- 人からの嫌な言葉に傷つく
などなど。
この本には、だれもが経験する日常の小さな悩みへの対処法が紹介されている。
まんがと短い文章でまとめられた64のアドバイスは、「気持ちがラクになった」とネットで話題に。
作者はTwitterで大人気のお悩み相談アカウント『パフェねこ』のJamさん。
読み終わった後は、あなたの気持ちもラクになっているに違いない!
「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。」
「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ」
その言葉を聞いた時、嫌な相手にどんなに真剣になっても、自分が気にした分だけ、相手も真剣に自分のことを気にしてくれるわけじゃないんだと、ハッとしました。『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』より
最初に少し、私の経験をお話しよう。
以前ツイッターで、ある人(以下Kさん)とケンカしたことがある。
細かい内容は省略するが、Kさんは私のツイートにご立腹で、私に向けてこうツイートした。
「一生立ち直れないくらい、ズタズタに傷つけてやりたい!許さない!」
当時Kさんのファンだった私は、この言葉に傷ついた。
Kさんを不快にしたことを気にしてしまい、数日モヤモヤして過ごした。
しかし、しばらく経ってKさんのアカウントを覗くと、元気だったので拍子抜け。
Kさんは「許さない!」発言なんてすっかり忘れて、パフェを食っていたのだ。
いや、もちろん実際にパフェを食べていたのではない(笑)。
要は、Kさんは私のことなどすっかり忘れて、普通にしていたということだ。
その時、思った。
「あーあ、気にして損しちゃった」と。
人を傷つけることには鈍感
「いつまでも心の中に嫌なやつの居場所をあげるの?ずっと一緒に住むの?」
『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』より
よく、「いじめた方は忘れても、いじめられた方は覚えている」という言葉を聞くが、人は自分が傷つくことには敏感なのに、他人を傷つけることには鈍感である。
さらに自分が他人にやったことは、棚に上げがち。
なんなら、忘れがち。
Kさんの「一生立ち直れないくらい、ズタズタに傷つけてやりたい!許さない!」は、誰だって言われたらショックを受ける、印象に残る表現だ。
しかし、本人は言ったことすら忘れているに違いない。
おそらく「えーと、許さないって、何を許さないんだっけ?」レベル。
このように、人の言ったことを気にして悩むのは、実はムダなことが多いのではないだろうか?
ちょっと思い出してほしい。
あなたも同じような経験があるはずだ。
人に傷つくことを言われて悩んでいたら、言った本人が忘れていたこと…。
「ねえ、この前、あなたが言ったことなんだけど」
「そんなこと言ったっけ?」
「えっ、覚えてないの!?(悩んで私がバカだった…)」
みんみ
しかし、頭では解っていても、悩むのを辞められないこともある。
そんな時、この本の「こう考えてみたら(今ごろパフェ食ってるよ、あいつ)?」というアドバイスは、なかなか役に立つと思った。
自分の悩みをポジティブな発想(パフェ)に切り替えるヒントは、覚えていて損はないはずだ。
人間関係の悩みは「思い込み」がほとんど?
『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』より
この本を読んでもう一つ思ったのは、人間関係の悩みの多くは、思い込みから生まれるのでは?ということだ。
もちろん大ゲンカしたとか、ハラスメントを受けてるなら別だ。
しかし、日常のもっと些細なこと、
- 既読スルー
- 自分の悪口を言われていると感じる
- フォローを外される
などから生まれる「嫌われた?」「バカにされてる?」などの悩みは、思い込みから生まれている可能性が高い。
だって本人に聞かなきゃ答えは解らないし、たとえ予想が当たっても、実際にはもっと複雑な心情があるかもしれないからだ。
つまり、悩みは自分の心が生み出しているのだ。
この本は、そういう「考えのクセ」にも気づかせてくれる。
怒りをかかえている時って、自分の頭の中では相手と戦っているイメージなのですが、実際はシャドーボクシングで自分だけが頭の中で架空の敵と戦っています。
『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』より
事実を正しく認識しつつ、発想を変える
『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』より
ところで、この本の4コマまんがの構成には、決まったパターンがある。
それは、「事実を正しく認識する」→「発想を変える」だ。
私は、この「事実を正しく認識しつつ、発想を変える」という方法は、悩みの解決に有効だと思った。
例. 既読スルー
1.事実を正しく認識する
事実: 返事が来ない。理由はわからない。考えてもしょうがない。
2.発想の転換をする
スマホの電池が切れたのかも?きっとパフェに夢中だ。
もしかしたら、心理学の認知療法と似ているかもしれない。
この本のアドバイスに従いトレーニングをすれば、少しづつ人間関係がラクになっていくのではないだろうか(友達付き合いに悩みまくっていた、14歳の私に読ませたかった)。
SNSでのコミュニケーション入門書としても役に立つだろう。
人間関係に疲れたら、「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。」を手にとってみてはどうだろうか?
この本を無料で読む方法
この本は、U-Nextの31日間のトライアル期間に無料で読むことができる(初回限定、継続しない場合は解除を忘れずに!)。
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※本ページの情報は2019年8月時点のものです。
最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。
以上。
それでは!