1年半ほど前から、家庭ごみを減らすゼロウェイストに取り組んでいます。
しかし、あまりの難しさに挫折。
今は限りなくごみを減らすゼロウェイストから、できるだけごみを減らすローウェイストへ移行しました。
ゼロ・ウェイスト失敗。原因を考えつつローウェイストに移行します。
挫折というとネガティブに聞こえますが、取り組みは無駄ではありませんでした。
大量消費社会の問題、ゴミの多さ、リサイクル率の低さなど、多くのことを知れたのは「限りなく減らす」を意識したからこそでした。
ゴミを出さない工夫も生まれました。
中でも失敗を通して生まれた工夫は、今も役に立っています。
そこで今回は、私がゼロウェイストを目指す過程で失敗したことと、失敗から学んだことを紹介します。
勘違い、説明不足で失敗
ゼロウェイスターがもっとも避けたいのは、使い捨てプラスチックです。
自然に還りにくく、リサイクルも思ったよりされていないのに、世界中に溢れている問題児です*。
*医療現場は仕方ないと思うけどね
特にプラスチックを避けるように気をつけたいのは飲食店。
プラスチック製の使い捨てナイフやフォーク、スプーンを使うお店が結構あります。
私はナイフとフォークを持参するか、お店の人に使い捨てでないカトラリーがないか尋ねるようにしていました。
失敗!使い捨てスプーンをもらってしまう
しかし外出先でアイスクリームを食べる時、うっかりプラスチック製のスプーンをもらってしまったことがあります。
そこはカフェだったのですが、アイスクリームにはプラスチックのスプーンを付けていました。
そのため「鉄のスプーンで食べたいです」と注文しましたが、これが間違いでした。
お店の人に、スプーンにこだわりのある客と勘違いされてしまいました(どんな客だ…)。
「このスプーン(プラスチック)も付けとくね。使わないから捨てちゃって」とアイスにプラスチックのスプーンを刺されてしまったんですね。
その時、「Älä älä älä…!(ダメダメダメ…)」と叫んだのですが、時すでに遅し。
このように、お店の人にお願いしたのにダメだったケースは何度かあります。
- ストローはいらないと言ったのに、カクテルにストローが付いてきた
- 袋を断ったのに、商品を袋に入れられてしまった
対策 → なぜ断るのか説明しよう
お店の人は習慣でスプーンやストローをつけたり、無意識に袋に入れてしまうことがあります。
そのため「ゴミを減らすチャレンジをしているんです。」と伝えるようにしました。
理由を伝えることで印象に残るようになるのか、失敗が少なくなりました。
忘れる、準備不足で失敗
これも使い捨て食器にまつわる失敗。
レストランで使い捨てのフォークを使うはめになりました。
失敗!家にゼロウェイスト・グッズを置いてきてしまった
あるレストランでフォークを頼んだら、使い捨てのプラスチック製のフォークを差し出されました。
「鉄製のフォークありませんか?」と言うと「今洗ってる最中なんです」とのこと。
私はいつもナイフとフォークがついたマルチツールを持ち歩いているのですが、その日は必要ないと思って家に置いてきていました。
結局、フォークが洗い上がるのを待つこともできず、使い捨てのフォークで食べるはめに。
この手の「ゼロウェイスト・グッズを持っていなかったことで、ゴミを出してしまう」はよくやってしまう失敗でした。
- エコバッグがないのに急に買い物することになり、袋を買うはめになった
- マルチツールを洗ったら、そのままキッチンに忘れて来てしまったが、出先で必要になった
対策 → ゼロウェイスト・グッズは365日持ち歩く
私はマイバッグ、マルチツール、タッパー、水筒などを持ち歩いていますが、たまに家に置いてくることもありました。
しかし、マーフィーの法則なのか、そういう日に限って必要になることが多かったです。
それ以来「今日はいらない」と120%思わない限り、ゼロウェイスト・グッズは持ち歩くようにしています。
必要のないエコグッズで失敗
海外のゼロウェイスターのビデオを見ると、エコグッズが欲しくなってしまいますよね。
おしゃれなメイソンジャー、木製のブラシ、鉄製の弁当ボックスは魅力的です。
しかし、ゼロウェイスト的には、「買い物をしない」が一番。
それでも、誘惑に負けて必要のない小物を買ってしまったことがありました。
↓こういうの。
もしくはパッケージフリーの商品に心が動いたりもします。
海外の素敵なゼロウェイスターに憧れていた私は、つい必要のないガラス製の弁当箱を買ってしまったことがあります。
このような「必要のないエコグッズを買ったり、もらったりしてしまう」も結構やってしまった失敗です。
- ブリキ缶に入った化粧品を見つけて、嬉しくなって買ってしまった(必要ないのに)
- パッケージフリーの石鹸を見つけて、嬉しくなって買ってしまった(必要ないのに)
- 販促用の生成りのエコバッグをもらってしまった(必要ないのに)
対策 → 買わないこと、もらわないことが一番のエコと気を引き締める
これはもう、心の持ちよう。
とにかく必要ないものは絶対に買わない、もらわないと決めました。
もしくは買い物をしない習慣をつける。
ヴィーガンが肉を食べたくならないのは習慣の力-『ぼくたちは習慣で、できている』
まあ、環境に配慮されたエコグッズを買うのは、それほど悪いことではないですが。
ただ不要なものを買ってゴミを増やさないよう、気持ちを引き締めるようになりました。
以上!
これはゼロウェイストに限った話しではないですが、失敗から学ぶことは本当に多いです。
それでも失敗はしないに限るので、私の話が参考になればうれしいです。
では今回はこのへんで!
Moi moi!