外国語で電話するのは難しい?私がしている7つの工夫。

外国語で電話する時のコツ

みんみ
みんみ

外国語で電話するのって難しい!

以前、私はフィンランドの病院でフィンランド語を使って働いていました。
病院はミスが許されない場所なので、フィンランド語能力はかなり鍛えられました。

でも未だに苦手なのが、電話
何年もフィンランドに住んでいるのに、電話をかけるには勇気がいります。

外国語で電話するのはめちゃめちゃ難易度が高いです

そこで今回は、外国語で電話する時に工夫している7つのことを紹介します

①電話にふさわしい環境を整える

なぜ外国語で電話するのが難しいのでしょうか?それは、うまく聞き取れないからに違いありません。

  • 生で聞く音声と微妙にちがう
  • 片耳で聞かなければいけない
  • 音を拾いにくい

母国語なら少しくらい聞こえなくても、文脈から内容を補足できます。しかし、外国語だとそうはいきません。

また相手が見えない分、表情や身振り手振りなどのコミュニケーションもできません。全神経を耳に集中しても、うまくいかない時もあります。

まずはこれらの問題を少しでも解決しましょう。私は電話するのにふさわしい環境を整えることにしています。

  • 静かで、邪魔が入らない場所へ行く
  • 座ってメモが取れる場所へ行く
  • 電波がしっかり通じる場所へ行く
  • スマートフォンの音量を調整する
  • 利き耳を知っておく

シンプルなことですが、やってみると結構ちがいます。

なお、利き耳とは、聞き取るのが得意な側の耳のことです。利き耳の調べ方はこちらのサイトから。

どうしても片耳だと難しい人は、イヤフォンや、スピーカーフォンを試してみてください

②内容を箇条書きにする

メモづくりは大切

外国語で電話をすると、緊張して言いたいことが言えないことがあります。間がうまくとれず、話が終わったと勘違いされて電話を切られてしまうことも…。

そのために、言いたいことや聞きたいことは箇条書きにしておくと◎

病院の予約ならこんな感じです。

聞くことメモ
  1. 診察の予約
  2. 必要な書類はあるか
  3. 検査の受け方

ポイントは箇条書きをもとに「3つ質問があります」とはじめに内容や長さを伝えること。こうすれば途中で電話を切られることはありません。

あとはメモを読みながら話をすすめればOKです。

③言いたいフレーズは事前に用意しておく

言い回しは考えておこう

メモを作ったら、今度はどんな言い回しで言うか考えておくと良いです

いざとなって「なんて言うんだっけ?」と焦らなくて済みます。それに、情報を確実にゲットするためにも、正しい言い回しは必要ですよね。

たとえば、私はサマージョブに応募した時、電話を掛ける前に次の文をフィンランド語で考えておきました。

  • 選考は始まっていますか?
  • 面接はいつから始まりますか?
  • 空きがあったら、いつでも連絡ください

ネイティブに発音チェックしてもらえばもう完璧。意味があいまいな単語は、辞書を引いておきましょう。

④その他、よく使う言葉も覚えておく

他にも、よく使う表現も覚えておきましょう

  • こんにちは、○○です
  • 今、お時間ありますか?
  • ちょっと待ってください
  • もう一度言ってください
  • よく聞こえません
  • ゆっくり言ってください
  • 伝言をお願いします
  • 掛け直します

「えーと、あのー」なんて表現も、沈黙を埋めるために意外と使えます。

ところで、名前や固有名詞などを伝える場合は、通話表(りんごのり、HotelのHといったもの)が役に立ちます。

参考 通話表Wikipedia

⑤大きな声でハッキリ、ゆっくり話す

大きな声でハッキリ、ゆっくりと

電話でモゴモゴ話すと、相手も聞き取れず困ってしまいます。大きな声でハッキリ、ゆっくり話すように心がけましょう

中には「ゆっくり話すと言葉ができないと思われないか?」と心配する人もいますが、安心していいです。ゆっくり話すネイティブもいっぱいいます。

早口でヘタな現地語を話される方がマイナスです。むしろ話すスピードを状況によって変えられるのは、高評価につながるはずです。

⑥練習する

ネイティブに頼んで電話の練習をさせてもらうのも効果的です。個人レッスンを受けている人は、あえて電話で会話をする時間を作ってみては?

1人でも使うフレーズを繰り返したり、質問を予想してシュミレーションするのもおすすめです。

⑦電話をする前から話しはじめる

口を開けておく

テレビの司会者が、本番直前まで「ららら」と発声練習をしたり、早口言葉を言う姿を見たことはありませんか?出だしから上手に話すのは、プロでも難しいんですよね。

そのため電話をかける前から、もう話しはじめてしまいましょう。「ららら」と発声練習しても良いし、使うフレーズを繰り返しても良いです。

私はフィンランド人の夫に電話して口と耳を慣らしてから電話したこともあります。

まとめ

  1. 電話にふさわしい環境を整える
  2. 内容を箇条書きにする
  3. 言いたいフレーズは事前に用意しておく
  4. その他、よく使う言葉も覚えておく
  5. 大きな声でハッキリ、ゆっくり話す
  6. 練習する
  7. 電話をする前から話しはじめる


以上です。

むかしは電話恐怖症だったが、少し工夫するだけで電話をかけるのがずいぶん楽になりました。あとは数をこなせば慣れてきます。

記事がお役に立てばうれしいです。

ではまた~。