日本のエコ系ブログを読んでいて感じる違和感

ヴィーガンバーガー

先日ツイッターでも呟いたのだが、日本のエコ系のブログを読んでいつも感じることがある。

菜食(ベジタリアン、ヴィーガン)に興味なさすぎません?

 

日本のエコを謳うブログを見ていると、みなさんいろいろ工夫され、努力されているのは伝わってくるのだが、菜食をしている人がほとんどいない。まれに菜食系の記事を見つけると、だいたい海外在住の方。

どんな小さな取り組みも素晴らしい。しかしいかに環境に良い暮らしをするか、という観点から考えると、

  • 温室効果ガスの削減
  • 環境汚染を防ぐ
  • 森林などを守る

などが重要で、そうすると畜産業(肉、卵、乳製品など)や漁業の問題にぶち当たるはずなのだが…みんな興味ない?

※畜産業は多くの土地、飼料、水などが必要で環境に大きな負荷を与えている
※糞尿などが海へ流れ、水質汚染が問題になっている
※例えば牛のゲップから発生する温室効果のあるメタンガスは世界の交通機関から出される温室効果ガス量より多い
※乱獲による魚の減少。また漁業による水質汚染も問題になっている

「ゴミを減らす」「電気や水を節約」「物を大事にする」などの記事はあっても「菜食する」がないのが不思議でならない。ベジタリアン、ヴィーガンにならなくても、ミートフリー(肉なし)の日を設ける、というのもほとんどない。

エコ的には、一番効果があるはずなのに。

日本には菜食=エコという発想がない?

まだ日本に住んでいた10年まえ、一大エコブームがあった。

特に電化製品の広告ではエコエコエコエコ言っていて、「エコ替え~♪」なんてCMまであった。たとえ広告会社の戦略だとしても、人々は確実に環境問題に興味を持っていた。

フィンランドに移住して7年近くなるので、日本で今どのような取り組みがされているかは知らないが、ニュースやツイッターを追いかけるかぎりエコとして最も効果的であるはずの菜食が流行っている様子はない。それどころか「菜食(ベジタリアン、ヴィーガン)」というだけで拒否反応を示す人が多い印象すらある。

おそらく日本の菜食が動物の権利を主張するものが主流で、どうしても肉や魚を食べたい層(or 食べるのを辞めるなんて考えられない層)が、あらゆる理由をつけて菜食を端から撥ね付けてしまっているように見える。

一方フィンランドは菜食ブームが起きていて、目に見えて人々の考えが変わってきているのでギャップがすごい。ここ一年ぐらいでレストランやカフェでも、ベジタリアンメニューに加えててヴィーガンメニューが増えたし、スーパーでもヴィーガンの棚が徐々に大きくなっている。ラジオでは「地球温暖化を防ぎ、人類が生き残るには菜食に移行せざるを得ないのでは?」なんてテーマが話合われている。

またユーチューブでエコ系のビデオを見ると、ヴィーガン、ベジタリアンが本当に増えた。世界的なムーブメントであると思っていたのだが、日本は例外のように見えてしまう(あくまで印象なので数字などは見ていません)。

「日本ではエコに対する情報が偏っている」もしくは「情報操作されている」と思わざるを得ない。菜食という発想すらないように見えるのだ。

私は環境問題からヴィーガンになったので、動物の権利については不完全な知識や考えのまま意見を述べることでヴィーガニズムを広げる妨げになりたくないので言及しない。しかし確実に言えるのは畜産業は環境にめっちゃ悪い、スーパー悪いということ。

特定のエコ系ブロガーや特定の人物や団体を上げ連ねて批判したい訳ではない。自分も日本に20年以上住んで、今までずっと肉や魚、乳製品、卵、ハチミツ…となんでもかんでも食べていたから、決して誰かをジャッジできる立場ではない。

ただ「エコ」と言いながら動物性の食品を消費するのは、「お金を貯める」と言って一円玉を貯めながら、値段を見ずにブランド品を買っているような違和感があるのだ。

環境のことを考え、次の世代が私たちが残した問題(環境汚染、温暖化など)のツケを払わされることを考えると、菜食は避けて通れないものとして多くの人に知ってもらえたらと思っている。

エコ系ブロガーのみなさんが、ヴィーガンと環境問題について考えてくれると嬉しい。

最後に

日本語でヴィーガンと検索すると、とにかくネガティブな情報ばかり。

外国語ができるなら、ぜひいろんな言語で調べてみてほしい。